赴任時の子供の教育

海外生活での知育で大切なポイント

幼児教育は多くの国で義務教育ではないため、制度や教育施設の利用状況などは国によって大きく異なります。まずは赴任地の幼児教育事情について調べましょう。
同時に幼児期は母語としての日本語の基礎をつくる大切な時期。海外にいながらどのように日本語を身につけるか。海外生活での知育について出発前に夫婦でよく話し合い、準備をしておきましょう

家庭での日本語学習を準備する

赴任先での幼児(未就学児)の教育で大切にしたいこと

幼児期は母語を身につける大切な時期です。外国語に囲まれ日本語がどうしても不足しがちですので、家庭で工夫をして、しっかり日本語でコミュニケーションする習慣をつくりましょう。母語の力が育たないと、思考力や年齢相応の知識を身につけていくことが困難になります。
まずできることは、日本から絵本やDVDなどを持ってきて、家庭で読み聞かせや鑑賞をすることです。年齢にあった日本語教材を持ってくることもオススメです。こうした教材がないと、どうしても語彙のバリエーションが限られてしまいます。出発前にぜひ準備しておきましょう。
また、幼児向けの通信教育の利用も検討しましょう。タブレットを利用したインターネット教育では、文章力やコミュニケーション力など、さまざまな力を養うプログラムが用意されています。
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海外でも受講できる通信知育教材

国内最大級の配本ネットワーク 絵本の定期便「親と子の童話館ぶっくくらぶ」

お子さんの成長に合わせた絵本・こどもの本を、毎月海外へお届け。「海外にいても日本語の、良質な絵本を」の声にお答えします!

海外にお住まいの場合、日本語の豊かな表現や感性に触れる機会はどうしても少なくなってしまいがちです。だからこそ、よりよい日本語や物語りに出会ってほしいと願います。
ですが、たくさんの絵本のなかから「よい絵本」を見つけるのは、とてもたいへんなこと。海外にお住まいの方はなおさらではないでしょうか。
「童話館ぶっくくらぶ」では、35年あまりの経験と実績をもとに、およそ25社の出版社の作品のなかから、厳選した絵本・本をお届けします。

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成長の年令に応じた15のコース 0~15才まで15のコースをご用意しています。その年令だからこそ心に響く絵本・こどもの本をお届けします。子どもたちは、毎月、自分の名前で届く絵本の小包を楽しみにしてくれます。
「ぶっくくらぶ・親のための本」 世の中にはたくさんの情報があふれており、どれが正しいのか迷うこともあるでしょう。そこでコースには、年に1~4冊の親のための本が含まれています。病気・絵本・育児・あそび・食などについて、バラエティ豊かにお届けします。
安心のサポート体制 配本を受けるなかでのさまざまな質問や相談は、「ぶっくくらぶ・サポートセンター」がお受けします。例えば、海外で暮らしていると年令だけではコースを決めにくいもの。お子さんの状況に応じたコースのご相談なども可能です。
会報誌「童話館ぶっくくらぶ通信」 毎月の配本には「童話館ぶっくくらぶ通信」が同封されます。子どもと絵本・本のこと、子育てや子どもをつつみこむ社会のことなど、さまざまな話題をとおして考え合う、同じ子育て中の仲間たちとの交流の場です。
企業・団体名 こどもの本の童話館グループ
株式会社 童話館

ユーザーの声

絵本で日本語を読む、話す、貴重な時間をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
…。絵本がきっかけで、「ここに“あ”があるね」と、教えてもいないひらがなを読めるようになり、改めて絵本を読むことの実りの多さを実感しました。ドイツに住んでいるので日本語に触れる機会が少なく、絵本で日本語を読む、話す、貴重な時間をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
周りに助けがいないなか、親向けの本にまで気配りされた配本に助けられています。
『ふれあってあそぶ』(親のための本)は、子どものほうから持ってきては、これをやってほしいとリクエストされることが多いです。…。日々忙しく、周りに助けがいないなかでの子育てで、生活の幅をひろげてくれる、特に親向けの本にまで気配りしてくださる配本に助けられています。

絵本の定期購読 絵本クラブ 年間1000万人が利用する絵本ナビ

年齢別に厳選した良書絵本を毎月2~3冊お届け。海外にいても子どもに日本の絵本に触れさせたい。そんな親御さんにも好評いただいています。

「日本語に触れる機会が少なく、子どもの母国語が心配…」
そんな親御さんにおすすめなのが絵本の読み聞かせ。
絵本には、語彙が増える、想像力や知的好奇心が向上するなど、素晴らしい効果があります。
そして何よりも、毎日の読み聞かせタイムは、親子にとってかけがえのない「幸せな時間」。
大好きなママやパパに絵本を読んでもらったこと、ママやパパの声や匂い、子どもはずっと覚えています。
お子さんの可能性を広げてあげるために、親御さんが日本語を育ててあげることが大切です。

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絵本の定期購読 絵本クラブ <絵本クラブの特徴>
・選書のプロが良質な作品をバランスよくセレクト
・成長にあわせた年齢別コース・すでにお持ちの絵本は変更OK
・ママ・パパ向けのおすすめ本を一緒に注文OK(育児書や話題の本など)
<こんな人におすすめ>
・海外にいても子どもと一緒に日本の絵本を楽しみたい
・近くに日本語の絵本を取り扱っているお店がない
・日本語に触れる機会が少なく、子どもの母国語が心配
・どんな絵本を選べばよいかわからない、自分の好みでは内容が偏ってしまいそうで心配

コース・料金 0歳コースから小学6年生コースまで
プレママコース・パパ向けコース・大人コースもあります。
月額2,000円~(海外配送料を除く)
海外発送の対応地域 現在141ヵ国に対応!
第1地帯:アジア
第2地帯:オセアニア・北米・中米・中近東・ヨーロッパ
第3地帯:南米・アフリカ
企業・団体名 株式会社絵本ナビ

ユーザーの声

海外在住でも楽しめる
海外生活なので、3歳の娘は日本の絵本が毎月届くのをとても楽しみにしています。新しい絵本が届くとワクワクしながらすぐに何回も読みます。夜の読み聞かせも毎日どの本を読むか選ぶのも楽しそうです。最近は、選びきれず3冊読むようになりました。
心配が毎月の楽しみに
夫の海外転勤が決まったとき、一番心配だったのが子どもの教育です。学校や買い物では現地語しか通じず、家庭での日本語学習の大切さを感じています。上の子は小学生なので読み物を、下の子には絵本を、二人とも毎月楽しみにしています。育児書や日本で話題の本を一緒に注文できるのも嬉しいです。

学校法人 自由学園 幼児生活団 通信グループ

「やってみたい」「やってみよう」好奇心や、やる気を引き出します。

自由学園幼児生活団幼稚園で実際に行われている教育をもとにした幼児のための通信教育です。
就学前に必要な「生活」のひとつひとつのことに丁寧に取り組みます。身の回りのこと、生活のことを「励み表」をつけながら楽しく取り組みます。美術、歌、体操、植物を育てる事など、子ども達の好奇心を育てる、手作り教材をお送りしています。
子ども宛の「おてがみ」では、丁寧なことばで語りかけ、興味や関心が深まるようにこころがけています。
通信グループの教材と共に、幼児期の成長の過程をより一層楽しみませんか。

詳細を見る

参加費用:第一地帯
(アジア グアム ミッドウェイ等)
入会金 3,000円 会費41,000円 合計44,000円(1年分)
参加費用:第二地帯
(北・中央アメリカ 欧州 中近東)
入会金 3,000円 会費43,000円 合計46,000円(1年分)
参加費用:第三地帯
(南アメリカ アフリカ等)
入会金 3,000円 会費45,500円 合計48,500円(1年分)
発送回数 2週間に1回(年24回)お送りいたします。
企業・団体名 学校法人 自由学園 幼児生活団 通信グループ

ユーザーの声

日本の行事に触れて
心温まるお便りや内容の丁寧さから「いかに基本が大切か」ということを改めて感じ、親としての姿勢を正される思いがします。少しずつですが子ども自身も成長しているように感じています。手作りの鯉のぼりなどは、芸術性溢れる上品な作品に出来上がり、何より日本の行事に参加できたことは貴重な経験になり嬉しそうでした。(フランス Y.F 母)
自然と身についた『じょうずたべ』
「たのしいごはん」は、はげみ表の効果か、今まで嫌っていた菜っ葉類もちゃんと残さず食べられるようになりました。おともだちの家におよばれした時も『じょうずたべ、できるのよ』と自慢していて思わず笑ってしまいました。(ドイツ T.M 母)

赴任先での幼児(未就学児)の教育で大切にしたいこと

幼児を海外へ帯同する場合、家族でよく話し合い、現地での教育方針を決めましょう。特に幼児期は、母語の習得、さらに基本的な生活習慣を身につける大変重要な時期です。
なんといっても両親が心にゆとりを持つことが大切です。現地では、在留邦人と交流を持ったり、現地の教育施設も利用して、家族全員で海外赴任を楽しめるように工夫しましょう。同時に、不足しがちな日本語をどのように身につけていくか、日本と現地の生活習慣の違いをどのように受け入れていくか、といった対策も必要です。出発前に専門相談機関を利用して、ぜひ専門家のアドバイスを受けましょう。

赴任先での幼児教育事情を調べる

多くの国で幼児教育は義務ではないため、国や地域で制度が大きく異なります。まずは、現地の幼児教育事情を調べましょう。海外赴任者が選ぶ教育施設は、アメリカ、またはイギリスのシステムに影響を受けていることが多いようです。知っておくと、現地で情報を集めるときに、参考となるでしょう。また、幼稚園は、大きく分けて日系の幼稚園(日本人学校に併設)、国際系(インターナショナルスクールに併設)、現地の幼稚園、があります。おおまかな特徴を押さえておくとよいでしょう。

●アメリカの幼児教育制度の例

プレイグループ
(Play Group)
受入対象年齢:0歳~3歳
日本の類似施設例:乳幼児育児サークル
親と一緒に乳幼児を遊ばせる育児サークルを指し、だいたいプリスクールに上がる3歳児まで。親が主体となってプログラム作りをしており、育児情報の交換や、親同士のつながりの場として参加している人も多い。図書館や公共のコミュニティセンター、教会の一室などの場所で運営しており、参加費はおやつと場所代程度。
プリスクール
(Preschool)
ナーサリー
(Nursery School)
受入対象年齢:2歳半~4歳
日本の類似施設例:幼稚園
就学前の幼児教育一般を指し、日本でいう幼稚園に近い。2歳児からのトドラークラスや、5歳児のキンダークラスを設けているところもある。開園時間は正午までで、延長しても午後3時までが主。預ける日は週3日、週5などから選ぶ。私立の場合がほとんどで、教育方針はさまざま。
プリキンダーガーテン
(Pre-Kindergarten)
受入対象年齢:3歳~4歳
日本の類似施設例:幼稚園(年少、年中)
Pre-KまたはPKとも呼ばれる。キンダーガーテンの前の段階に当たり、多くが3時間のプログラムだが、それ以上のものもある。キンダーガーテンに上がる前にもう少し社会性を伸ばす準備段階として、貧困層の3歳児および4歳児の子どもを中心に設置されている場合が多い。
キンダーガーテン
(Kindergarten)
受入対象年齢:5歳
日本の類似施設例:幼稚園(年長)
一般的には小学校に上がる前の5歳児が対象だが、いつの時点から通うかは学区によって異なる。午前と午後のいづれか半日のところや、全日のところもある。たいていの場合はエレメンタリースクールの建物に併設されているため義務教育だと勘違いされやすいが、必ずしもそうではない。公立の小学校に併設されている園では地域の税金によって運営費の大部分がまかなわれている。学区によっては条件が整えばスクールバスがでるが、一般的には親が送迎する。
デイケア
(Day Care Center)
受入対象年齢:就学前
日本の類似施設例:保育園、学童保育
働いている親が預けている場合がほとんどなので早朝から夕方まで開園し、週末も開いているところがある。キンダーガーテンが終わった後、学童保育をしているところも。チェーン化していたり、大きな病院や会社に付属するなどほとんどが民間で、貧困層の家庭には補助金が国や州から出される。

主な幼稚園の選択肢の例

①日系の幼稚園 使用言語:日本語
日本人学校や補習授業校併設の幼稚部、および日系私立の幼稚園。日本人の子どもたちのための日本人保育者の指導による幼稚園だが、アシスタントは現地の人を雇っている場合もある。現地のイベントを祝うと同時に日本の文化、習慣、伝統を通したカリキュラムや行事(七夕、発表会、運動会、節分、ひな祭り、など)に重点がおかれ、在留邦人が多い都市部に集中している。
②インターナショナル系の幼稚園 使用言語:特定の言語
インターナショナルスクールの幼稚部、私立が多い。多くは2歳児か ら受け入れているが1歳半からなど学校によって対象は異なる。そのため詳細について個別の確認が必要。
③現地の幼稚園 使用言語:現地語
現地の子どもたちが通う園で公立と私立の選択肢が考えられる。現地語と英語、英語と日本語のバイリンガルな園もある。

現地幼児教育施設へ入園する

幼児教育施設の情報は、直接、施設のホームページ・SNSをみたり、あるいは現地在留邦人向け情報誌、日本人会ほか、住宅探しの際に現地不動産会社に問い合わせるのも良いでしょう。いずれも現地到着後の情報収集となるので、出発前には十分な情報が得られないかもしれません。
情報が集まってきたら、説明会に参加したり、直接訪問して見学しましょう。確認したいポイントは通園のルート、所要時間、園付近の目印や設備や衛生面、保育料。その他、クラスに空きがあるか、外国語(主に英語)を理解しない子どもの受け入れはどうか、日本人はどれくらいいるか、体験保育や慣らし保育があるかなども問い合わせましょう。
また入園の手続きでは「出生証明書」を求められる場合が多いようです。日本では正式なものがありませんので、パスポートのコピーを用意しましょう。予防接種証明書は母子手帳の記録を英訳して提出します。その国や園で必要な予防接種が済んでいないと入園許可が下りないこともあるので注意しましょう。
入園当初は、体調の変化などに注意して見守ってあげましょう。子どもが辛そうな時には、慣らし保育を利用したり、安心材料となるぬいぐるみを持たせるなど、園に相談して対応しましょう。

海外生活での幼児教育体験談

イタリアのNさん
幼稚園に突然入れるのはかわいそうだと思って、最初はリトミックの体操教室のようなところに入れました。そこではイタリア語が耳に入ってくるものの、基本的にはことばに関係なくからだを動かすのが目的でしたので、現地の子供たちと運動をとおして触れ合いながら、さらには楽しみながら新しい国に慣れていきました。
アメリカのOさん
日本に帰ってきて靴を脱ぐ生活に慣れるのに時間がかかりました。たとえばソファに靴のまま腰かけるとか、女の子なのに座る時はあぐらをかくとか。これもやはり現地の幼稚園で学んだ習慣だったようです。

いずれも『月刊 海外子女教育 2014年3月号』より引用

海外生活での幼児教育のまとめ

①両親が海外赴任を楽しむことも大切。出発前に海外赴任生活について夫婦でよく話し合いを
②母語を身につける大切な時期です。家庭での日本語の学習は事前に計画と準備を
③幼児の教育事情は国によってさまざま。しっかり情報収集をしましょう

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