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原発アレルギーと放射能オンチ

 
 
 
昨夜の余震は 余震にしてはかなり大きく しかも 長かったですね。
 
 
もう大丈夫だろうと 上の棚に戻していたグラスたちを 再び下しながら、それでも あまりにも長く続くので 「もう 早く止まってよ!」と 
思わず 大地の神様に 文句を言ってしまいました。
 
 
それは そうと、都内では 相変わらず 
どこに行っても 水が売っていない状態が続いていますが 
みなさん 放射能対策は どのようにされていますか?
 
 
 
我が家の場合 たま~に 小ボトルの水やお茶に巡り合う機会があるので、
少しずつ手に入れるようにし、水道水を直に飲む事だけ やめています。
でも お茶をわかしたり 料理に使うお水までは さすがに用意することができませんし 今のところ する気もない状態です。
ウォーターサーバーは 注文が殺到しているといいますし すべてのお水をそこから使うような生活に 現実味を感じないというか・・・。
今のところ 放射能汚染は 沸騰させても 軽減することはないとわかっているのですが 「ま、いいか」の精神で とりあえず火にかけることにして 後は 深く考えることをやめている状態、です。
 
 
 
だって もう ニュースで原発の状況などを聞いても 結局 
中で何が起こっているかなんて 素人の私たちには 分かるわけがなく。
 
 
 
汚染水が 海に垂れ流されたと聞いて 「うわぁ」と思うものの それで 水道水を使うのを 一切やめるというわけにもいかず、
拡散するばかりの放射能汚染から わが身を守ると言っても 
外に一切でないという訳にもいかないし 
子供たちも 学校に行く必要があるわけで。 
 
 
 
 
とりあえず 花粉も飛んでいるし 洗濯物を部屋干しにするとか。
こんなぐらいでは 放射能対策としては 全然 いけてないんだろうなぁと思いながらも まさか マイケルジャクソンが手に入れたような核シェルターが家にあるわけでもなく、とりあえず 日常生活を 淡々と 
まるで 何もなかったかのように 送っているわけです。
 
 
 
放射性物質の汚染状況や 拡散状況についても 
「危ない」とか「危なくない」とか 「ちょっとなら 大丈夫」とか 
専門家の意見すら いろいろでして 
まるで かつての ダイオキシン騒ぎのようです。
 
 
 
 
目に見えないし 匂いもない奴。
 
 
 
 
見えない敵は 怖がろうと思えばいくらでも 怖がることができるし
「そんなもん 大丈夫じゃ」と開き直れば 
「オバケなんて いないさぁ~」の精神でいくらでも 乗り越えられそう。
 
 
 
しかし オバケと違って この放射性物質というものは 刻一刻と 炉内から外へと 吐き出され、 海に、水に、大地に、そして空気中にと 普段とは比べ物にならないレベルで 確かに 我々の周辺に存在しているわけで・・・と 頭の中は 堂々巡り。
 
 
 
 
なんといっても 子供たちのことが心配です。
 
 
 
 
水道水を飲まないことについて 地震の後 
「 ちょっとお水が濁っちゃう時があるから 安全のために お茶を飲もうね」、と言ったのですが 歯磨きの時に 誤って 口をゆすいでいた水を 少し 飲んでしまった息子(7)は パニック!
 
 
 
 
 
「飲んじゃったぁ~~ ボク 死んじゃうのぉ???」
 
 
 
 
 
 
 
普段から ちょっと大げさなところがある子なのですが 
大人社会の ピリピリした空気を感じ取っているんでしょうね。
それで できるだけ 子供たちには 安心して過ごしてほしいと思い
あえて「飲み水以外は 平常通り」という風にしているのもあります。
しかし 果たしてこれでいいのか ちょっと不安。
 
 
 
だからこそ 我々 大人の国民に対しては 
ちゃんとした情報を 提供して欲しいですね。
 
 
 
 
 
パニックを避けるためとか何とか言って 適当なことばかり言われ続けていたのでは 誰も 政府の発表を信じなくなり 余計に混乱が広がります。 世間が あまり原発の状況を フォローしなくなったのも 
中身が 専門的すぎて 理解できないのもあるかもしれませんが
結局 どこまで 本当のことを言われているのか 信用がおけないと
感じているからではないでしょうか?
 
 
 
日本国内で テキトーなことを言っても
今や 情報の波を 国境でせき止めることはできません。
 
 
 
地震直後 日本の官房長官は 
原子炉内の状態は 「安定している」と繰り返しました。
 
 
 
それと同じ時期 アメリカから派遣されたリポーターは 
安全のため 空港から出ることなく 引き返すことになり 
空港内から 日本の今の状況を伝えました。
 
 
 
リポートをしめくくる最後の言葉は これでした。
 
 
”Situation in Fukushima is getting worse and worse”
 
 
 
改めて 福島の原発の映像を見てみますと、
建屋は 骨組みだけになり 煙があがり 時々 爆発したりして
素人目に見ても 施設は ボロボロであり、
どう考えても 安定した状況には見えない。
 
 
 
 
そっか。
この事態は 悪化する一方なのだという シンプルな事実に目が覚めた瞬間。
 
 
 
 
現場では 最悪の事態を 必死で食い止めている状態であり 
この状況が 「安定」したり 「良くなる」ことは なく、
これからも廃炉に向けて 環境汚染は 悪化の一途をたどるのでしょう。
 
 
 
 
だからといって ここで”原発不要論”を唱えるのは 性急すぎますし
各地の東電の社員に嫌がらせをするなんて もっての他だと思うのですが、
それにしても 想定外の事態を想定するのが安全対策なのに 
「クリーンなエネルギー」が いつのまにか 「原発は安全」という話にすり替わり 災害時や非常事態への対策を 実質していなかったなんて 
東京電力は 企業としての危機管理がなっていないにも ほどがあるでしょう。(電力がない状態を想定していないというのは 危機管理対策をしていなかったも同然)
 
 
 
どんな施設でも 平常時は安全だったとしても 
非常時には 周辺を含めて 危険な状態になるものです。
 
 
 
少なくとも 非常事態に 周辺住民を速やかに退避させる手筈について 
ちゃんと 考えていてほしかった・・・。
たった35万の義援金で 後は 各自で逃げてくださいでは 
原発を受け入れ ともに暮らして来た人々に対する仕打ちとして
あまりにも酷すぎるのでは ないでしょうか。
 
 
 
 
確かに 最初は 史上最悪の自然災害でした。
しかし その後の対応のまずさでは 
福島は 世界の歴史に残る 最悪の原発事故になるでしょう。
 
 
 
 
ちなみに 原爆のように 一度の大量の放射能を浴びた時 
人体にどのような影響がでるかというデータは 広島と長崎の結果 
詳細にわかっているそうです。
しかし 今回のように 微量の放射性物質を 長期にわたり取り込んだ場合というのは 世界にデータがないそうです。
 
 
 
さぁ これから 何が起こるのでしょうか。
 
 
 
 
人類がまだ見たことのない世界を 我々は目撃しようといます・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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