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東北地方太平洋沖大地震(2) 情報の使い方

 
 
 
再び 東京都内からの報告です。
 
 
地震から1日あけた昨日、都内のスーパーは 人であふれていました。
 
 
インスタント食品を 買い込む人、
大量の 使い捨てカイロを カートに積み上げている人、
テントなどのアウトドアグッズを買う人、
消火器を抱えた人、水を何箱も買う人・・・。
 
 
 
町中では ガソリンスタンドに行列ができ 場所によっては 
ガソリンが売り切れたために 閉店しているスタンドがありました。
 
 
 
この光景から見えてくるのは 人々の心に影を落とす 
「 大きな不安 」です。
 
 
 
また 大きな余震が あるかもしれない。
今度は 家が 倒れるかもしれない。
東京も 断水・停電するかもしれない。
再び 大きな津波が やってくるかもしれない。
 
 
 
 
 
・・・わかります。
わたしも 不安です。
しかし みなさんに 伝えたいです。
 
 
 
 
 
 
落ち着きましょう。
よく考えましょう。
何が必要か 見極めましょう。
 
 
 
いたずらに 自らを不安に掻き立て 
やみくもに 物を買いあさるのではなく
必要な備えに 集中しましょう。
 
 
 
 
 
確かに 今後まだ 比較的大きな余震が起こる可能性はあるものの
今回の地震を引き起こした 大きなプレートの動きは ひと段落しました。
同じ場所で もはや 前回の「本震」を超える地震は ないでしょう。
あるとすれば あくまでも 「余震」であり、
それは 本震の規模を 上回ることはないということです。
 
 
 
直接 津波や地震の大きな被害を受けなかった いち東京都民として 
私が 今 できることは いざと言う時の備え、 
すなわち 貴重品や防災グッズなどを 枕元に置き 
すぐに持ち出せるようにしておくことであり、
そして 何よりも 大切なのは 落ち着いて 
できるだけ 淡々と 日常生活を送ることだと思っています。
 
 
 
子どもたちに 不安感をあおりたくないというのもありますし
自分自身が よくない想像ばかりをして 
無駄な不安感で 自らを かき乱したくない。
そして 得体のしれない不安感のために 
日常生活のリズムを 失いたくないというのがあります。
 
 
 
また、不安感というのは 他人に伝染するものだと思います。
 
 
 
地震から3日目の今日は 友人や親類たちから 
訳の分からない「チェーンメール」や「秘密の情報」が 相次ぎました。
 
 
 
多くの人が不安を感じ 余震の揺れに ビクビクしながら 
一日中、ニュースを見ていることでしょう。
 
 
 
 
 
これから 一体 日本はどうなるのか?
原発の被害は 広がるのか?
震源地から遠い地域にいる住民にも いろんな影響がでるのではないか?
 
 
 
 
地震の被害に対するショックや 政府の対応に対する不信感が 
得体のしれない不安となってはびこり 
それが 「チェーンメール」のような形となって 
人々の間を 流れていくのでしょう。
 
 
 
○○会社に勤める人から 特別に聞いた。
あなただけに 特別に教えてあげる。
 
 
 
霊感商法、投資詐欺、睡眠商法など 
人をだまそうとする話が始まるときの 常套句です。
 
こうした大きな災害時に 個人が 政府や大手マスコミを上回るような 「お得な」「特別な」「特ダネ」情報を持っていることは 
まず ありません。
また 被災地の真ん中にいる人は 
そのような情報を出しているヒマは ありません。
 
 
 
また 企業にまともに勤めたことがある人ならわかりますが 
企業秘密や大変な情報というものは 
そんなに簡単に「社員」からは 漏れないものです。
 
 
 
有害物質や 体に悪い成分が 影響を及ぼす・・・・
 
 
 
普通 そうした有害物質が 深刻であればあるほど 
物質名が はっきりと伝えられるものです。
「とりあえず 有害な何か」という表現になっている時点で 
ちゃんと理解していない人間からの情報であることは 明らかです。 
 
 
 
そして 有害物質が 水に含まれ・・・ 
雨水となって 後で降ってくる・・・などの表現には 
小学校で習った 理科の知識を思い出しましょう。
その物質が 気体であれば 空中に瞬時に拡散します。 
後日 わざわざ 雨に含まれるまで 滞留していることは難しいでしょう。
 
 
また、有害物質が 燃えた場合には 熱により気化され 
空気によって運ばれるため 呼吸を止めない限り 
その物質を避けることは 不可能になります。
ただし その場合 あなたのもとにたどりつくまでに 
多くの人が その空気を吸うことで 健康被害を受けていることでしょう。
 
 
 
大事な情報なので 是非 身近な人に伝えてください
 
 
 
これだけ テレビ各局や世界各地のメディアが 
現場で やっきになって取材しているさなかに 
一般の口コミ情報が それを超える 情報価値を持っていることは 
ありえないです。 つまり 本当に大事な情報であれば 口コミだけが頼りと言うことは まず ありません。
 
 
 
災害時に重要なのは いたずらに不安感を あおらない事です。
 
 
 
 
被災地の中心にいる人たちは どんな状況でも 
お互いを 励まし合おうとします。
 
 
 
 
今 伝えようとしている情報が 本当に 役に立つか、
相手に不安感をあおるだけで 
具体的に 役に立つ内容は含まれていないのではないか、
その辺のところを よく判断したうえで 次の人に伝えましょう。
 
 
とりあえず「お友達にも言っといて」と言われたから・・・では 
子供のお使いです。
 
 
大人ならば 良識と常識を使って 行動しましょう。
 
 
 
 
阪神大震災のときにも いろんなデマは流れました。
不安な時 人は根も葉もないことを言い出したり 藁をもつかむ気持ちで 
つまらない情報に 振り回されたりします。
 
 
 
しかし 今回は ツイッターやブログなどの個人メディアが発達したせいか
レベルの低いデマの広がり方が 非常に早いことが気になります。
 
 
 
被災地から遠く離れたところにいる人々が 
何か 役に立ちたいという気持ちもわかります。
 
 
 
しかし 人から聞いた話を 左から右に流すことで 
誰かが救われることは まず ないでしょう。
 
 
 
被災地の人が求めているのは 直接的な 救命救助であり
その役割を与えられている人は 限られています。
直接 そうした活動に加われない一般市民にできることは 
復興支援と募金です。
 
 
また 直接の知り合いが被災者にいる方は
物質的だけでなく その人たちへの精神的支援もお願いしたいです。
 
 
手紙を出す 電話をする 状況を聞く
いつでも支援する用意があることを伝える、
そうした 「気持ち」が どれだけ 被災者を勇気づけることでしょう。 
 
 
 
被災地には まだ 救助を求めている人が たくさんいると聞きます。
一刻でも早く そうした人々が 安全な場所に移動できることを
お祈りしています。
 
 
 
そして その他の地域にいる人々は
ここから 私たちは どう立ち上がって行けばいいのか
そろそろ そんなことを 考え始めても いいのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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