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日米トイレ事情 今むかし(3)

 
 
 
 
日本に戻ってきて 生活雑貨などを買いに スーパーに行ったときのこと。
 
 
 
わたしは ある商品を見つけて 
こんなものが まだ 売られていたのかと  驚愕いたしました。
 
 
 
 
 
久々に会えて なつかしいよ 君。
 
まだ この世に存在していたんだね。
 
でも 誰が 買うんだ 君なんて。
 
ビニール製で 赤とか青が 定番ね。
 
子供用に ドラえもんの柄もある。
 
わざわざ 子供用を 買い揃える人もいるのね。
 
 
 
 
わたし的には これまでも 君を買ったことがないし
これから先も 絶対に 買わないと思うけど。
 
 
 
 
そう、君の名は・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
便所スリッパ くん。
 
 
 
 
 
 
いや、ホントにびっくりしました。
 
まだ この世の中で ”便所スリッパ”を(あえてこの呼び名で通しますが)
必要とされている方々が いるんですね。
 
ビニール素材で 
明らかに 普通のスリッパとは違いますよ、という 存在感。
 
 
女性用は赤、男性用は青?
 
 
時には WCというロゴとともに 
例の 水泳部員体型のマークまで 入っていたりして。
 
 
 
 
 
 
・・・って、 今どき 誰が 買うの!?
 
 
 
 
ここまでで お分かりのように、 
わたしは 便所スリッパというものを 忌み嫌っています。
 
 
トイレの床に対して 日本人には 異様に神経質になる人が多いけど
日本の一般的な住宅のトイレなんて 扉を開けても 
便器まで 2,3歩じゃないですか? (我が家はそう)
 
 
便所スリッパなんて置いた日には 便器と扉の間は 
スリッパ分の距離しかないなんて お宅もあるわけでして。(我が家はそう)
 
 
そんな狭い空間で 
わざわざスリッパを履き替える意味は あるのでしょうか?
 
 
それに 多くの奥様方が ご経験されていると思うのですが
便所スリッパって 「トイレ用」と限定していても
結局 トイレの前で脱いだ部屋用のスリッパは そのままに 
いつのまにか 便所スリッパが 勝手に出てきてしまい 
なぜか お客が帰った後は 玄関に一つだけ 
便所スリッパが残っていた、なんてことは ございませんか?
 
 
わたしは 便所スリッパがないトイレより 
いかにも~なデザインの便所スリッパで 
家中を歩かれることの方に 抵抗を感じてしまいます。
 
 
 
しかし、日本人の多くは そうは思わないようです。
 
 
 
 
以前の記事でも 
学校の上履きと外履きを履き替える「手間と無駄」について指摘したところひたすら トイレの「雑菌」が 校内に拡散することを憂慮されていた人が
多く 実に 日本人らしい発想だなと 感心いたしました。
 
 
 
確かに 日本の昔のトイレは 汚かったです。
 
 
 
 
 
和式がメジャーだったこともあり いつも 便器の周辺は汚れていたし 
床は タイル張りで冷たく そして いつも 濡れていました。
 
 
正直、そのままどうぞ、と言われても、
裸足や 靴下のまま入るのは はばかられるようなトイレが多かっですし、
当時であれば 便所スリッパは 必需品だったでしょう。
 
 
 
ちなみに昭和45年の 日本の下水道普及率は 東京23区内でも48%。
昭和50年代に入っても まだまだ 汲み取り式便所のお宅は多く、
バキュームカーが町内を 走り回っていたのを覚えています。
 
 
1990年代、洋式便器が一般に普及し 
さすがに 自宅が和式便所という家は 少なくなってきましたが、
それでも 地方都市に住む友人の実家を訪ねた時は 
便器は「洋式」でも 中身は 「ボットン(汲み取り式)」でした。
 
 
一番 進んでいると思われる東京区部でも 
下水道普及率が 100%になるのは 平成7年になってからで 
多摩地域では 平成21年度においても 
いまだに 100%を達成していません。
 
 
 
つまり 我々の親の世代とって トイレとは 
その穴から 手や 幽霊が出てくる所であり、
我々、アラフォー世代にとって トイレとは 
とにかく「床が汚い」空間と 認識されていると言えるでしょう。
 
 
 
一方のアメリカでは 早くから下水道システムが整い 
当たり前ですが 洋式トイレでした。
 
 
特にアメリカでは トイレのことを「バスルーム」と呼ぶように 
お風呂とトイレと洗面所は ひとつの「部屋」と考えています。
 
 
 
アメリカのバスルームが どんな感じか 
次回は写真つきで ご紹介しつつ
さらなる 日米トイレ比較を続けたいと思います。
 
 
 
 
 
(次回に続く)
↓↓↓↓
 
 
 
 
 
 
 
 

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