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阪神大震災を振り返る(1)

 
 
 
夕方のニュースを見ていたら 知り合いのおじさんが 出てきた。
阪神大震災の被災者で 当時 4歳の娘さんを 地震で 亡くされていた。
 
 
あれから 16年。
 
 
 
「 今年 ハタチに なるんか。
  晴れ着のひとつでも 買うてやりたかったなぁ 」
 
 
 
他人のとっては 死んだ人の年齢は その時で 止まったままだが
子どもを亡くした親というのは その子の年齢を いつまでも 数え続ける。
 
 
 
ほんまやったら  小学校 入学。
ほんまやったら  もう 中学生。
ほんまやったら  高校 卒業。
ほんまやったら  成人式。
 
 
ほんまやったら・・・・・
 
 
ほんまやったら・・・・
 
 
 
5千人以上が亡くなった 阪神大震災。
 
 
 
10年たとうが 20年たとうが 
悲しみは 薄れるどころか より積もり 重なっていく
 
 
 
あの日の 午前5時45分。
 
 
 
わたしは 就職して 大阪市内に 一人暮らしを していた。
 
 
 
ベットに寝ていると ドンッ という音とともに 
背中を 突き上げるような 衝撃があった。
 
 
鉄筋のマンションが 大きく揺れる。
 
 
同時に しまう所がなくて 
冷蔵庫の上に いい加減に 置いていた花瓶が 落下した。
 
 
 
 
ガッシャーン。
 
 
 
 
 
ガラスの破裂音が 恐怖を あおる。
 
 
 
 
 
何これ、怖い。
そう思った瞬間 揺れは 止まった。
 
 
 
 
あわてて マンションの廊下に 出る。
 
 
外は静かで 街は いつもと変わらないように見えた。
 
 
隣に 同じ年の女の子が 住んでいたので 思わず チャイムを鳴らす。
 
 
 
今、すごい 揺れたよね。 
うん、ゆれた、ゆれた。
 
 
 
ひとりでいるのが不安で 一緒に 部屋で テレビをつける。
 
 
 
 
「 ただ今 関西地方で 大きな地震がありました 」
 
 
 
 
同僚の アナウンサーが 登場し 
泊まり当番の先輩が あわてて靴をはいている 大阪局内の映像が 映る。
 
 
 
 
そっか、私も行かなきゃ!
 
 
 
 
 
大急ぎでジーパンにセーターを着て 自転車で 局に向かった。
 
 
 
 
 
 
通りすがりに見た大阪の街は いつもと変わらなかった。
 
タクシーが走り ちらほらと歩いている人がいて まるで普段の朝の光景。
 
思わず あれは夢だったのかと ペダルをこぎながら
 
冬の空気を かみしめる。
 
 
 
 
唯一 いつもと違ったのが ちょうど 大阪城の横を 通った時。
 
道路わきから なぜか 大量の水が あふれ出ていた。
 
 
 
 
暗闇の中 聞こえてきた そのゴボゴボという音が 
 
 
今も 妙に 記憶に残っている。
 
 
 
 
 
 
 
(続く)
 
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