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危険な嘘

昨日、アメリカ国内初のエボラ感染者について書いた。

現在では患者の名前(Thomas E. Duncan)も公表され

彼と接触した、または可能性がある、症状をモニターされる人の数も

昨日書いた18人から100人と増えた。

患者は何人かの小学生とも接触していたという。

オバマ大統領もエアフォースワンから

ダラスの市長に電話し

政府も拡散を防ぐための協力をする、と伝えたとのこと。



この患者は症状が出てから病院へかかったものの

病院側のコミュニケーション不足で

家に帰されたのが、最初の封じ込め失敗の原因ではあるが

実は、その前にもうひとつあった。

それは、この患者が嘘をついていた、ということ。

彼は、西アフリカからアメリカへ渡航前に

答えなければならない質問事項の一つ

「エボラ患者の介助をしたか」という問いに対して

Noと答えたというのだ。

実際は、彼のエボラにかかっていた隣人を

病院に運ぶ手伝いをしたという。

発熱もなかったということで、彼は飛行機に搭乗することができた。

これを受けて、リベリアの大統領は

「Unpardonable (許されざるべきこと)」とし

この男性がリベリアへ帰国次第、裁判にかけるとしている。



しかし、彼は自分がエボラにかかっている可能性があると

知っていたのだろうか。

エボラの感染経路など、この病気の知識がなかったのかもしれないが

その感染の可能性を承知の上でアメリカへ渡航したとしたら

それは許されないことだと思う。

自分が振り撒くであろう、Deadly Virusが体内に

あるかもしれないのに。

そのことにより、多くの人に危険を及ぼすかもしれないのに。

うがった見方だと承知で書くけれど

もしかしたら、感染していたとしても

アメリカに行けば助かるかも知れない

という思いが頭をかすめなかっただろうか。



彼が正直に、Yesと答えていれば

こんなことは起こらなかったのに、とは言っても

時間を戻すことはできないし

実際、彼はアメリカにいて、必要なケアを受けている。

もし、この男性がエボラ・ウィルスを持ち込まなかったとしても

西アフリカからアメリカへ直行便が出ているということは

いつかは起こったことかもしれない。

空港でいくら健康診断をしても

(実際スクリーニングは行われている)

潜伏期間だったら検査にひっかからないし。



私達にできることは、この地域からの旅行者が

健康であることを祈ること

そして、アメリカの政府と医療システムが

この病気の封じ込めに成功することを願うことだけ。

あ、これは、ちょっとアメリカに住む者として

Selfishな気持ち。

一番の願いは、やはり、このウィルスの流行の終息。

これ以上犠牲者が増えませんように。



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ブログ紹介

働くかあちゃんinアメリカ

http://kinusa.blog.fc2.com/

アメリカでバツイチ、シングルマザーになったかあちゃんが、アメリカの大学へ行き、卒業。以来ずっと、アメリカの企業で働く。現在は再婚したダンナと子供2人、犬二匹と暮らす。そんな体験、日常を綴ったブログ。ちなみにアメリカでリストラ経験あり。乾癬、乾癬性関節症、顎関節症の持病持ち。

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