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「博士漂流時代」を読みました

両親から娘(孫)へのクリスマスプレゼントに同封して,日本から本を送ってもらった.
というわけで,早速だけど読んだ本を一つ紹介したい.

「博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)」
 榎木 英介 (著)

よく聞こえてくる,「ポスドクは悲惨なんだ,助けてくれ」という主張だけで終わらず,
アカデミア以外で博士が生きる道を模索している点が同種の本と一線を画している.
また,博士取得後の若手研究者の現状について具体的なデータが分かりやすく紹介されていて,状況を客観的に理解しやすい.
生物分野と共にやっぱり地球惑星科学も厳しい状況なのが分かった.

僕自身,COEポスドクの時に,任期切れが迫った上に娘が生まれることがわかり,
研究職を諦め企業に転職するべく就職活動をしていたことがあった.

就職活動自体は,とても良いエージェントさんと巡り会い,また当時の景気(数年前)が今より良かったこともあって,まあまあ上手くいっていた.
けれど,同時にほとんど期待していなかった次の職が決まり(そう,学振PDです),凄く迷ったあげくもう一度研究職に賭けることにした.

結果的には,その1年後には今のポスト(任期付きだけど常勤職)が決まった,
新しい分野に挑戦も出来たし,まあ成果も出ているので,良い選択だったと思っている.
その時は,清水の舞台から飛び降りるような気持ちだったけど.
(でも実際,学振PDの給料で奥さん子供を抱えて東京で生きていくのは結構大変だった)

ただ,現在ポスドクをしている若手が全て研究職に就けるわけでないのは明らかだし,
僕だって次の任期へ更新できるかは分からない.

だから,超一流研究者を除く僕ら普通の研究者は,この本が提案しているようにアカデミア以外でも博士号を活かしつつ,生きていく方法を常に考えておいた方が良いだろう.

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若手(後期)研究者の海外生活

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