東京を凌ぐほどの大都市にもかかわらず、
地下鉄や電車の路線がほとんど発達していないサンパウロでは、
交通渋滞が深刻な問題。
そしてその対策のために、「Rodizio de veiculos」（通称：ホジジオ）
というサンパウロ特有の交通規制制度があるのですが、これが、
車ごとに、乗ってはいけない曜日が定められている
という、驚くべきルールなのです。
車につけられたナンバープレートの最後の数字によって曜日が決まっているのですが、
例えば、最後の数字が
１と２の車は、月曜日がRodizio（ホジジオ）の日なので、
月曜日の↓該当時間中、区域内↓を、運転してはいけません
※Rodizio時間は、平日の朝７－９時と夕方５－８時の通勤時間の間。
Rodizio対象区域は、サンパウロ市の中心部のみ。
街のいたるところには監視カメラ、監視車や監視員も通りを巡回しているなど、たくさんの目で厳しく監視されていますし、
違反すれば、当然、罰金と減点が課されます。
↓こういった郊外は対象区域ではありません。中心部とは全く違う風景です。
ちなみに、同じく、
３と４のナンバープレートの車は
火曜日、
５と６のナンバープレートの車は
水曜日、
７と８のナンバープレートの車は
木曜日、
９と０のナンバープレートの車は
金曜日・・・
という風に決まっています。
そのため、自分の車が該当する曜日には、
自家用車以外の方法（バスなど）で出勤するか、
別の車を運転するか、
または該当時間を避けるか、
…などの対応が必須。
時間と区域が限定的とはいっても、
私たちの生活域はほとんど含まれますし、もちろん一番使いたい通勤時間が該当していますので、
実質的にはほとんど使えないのと同じ。
自家用車で通勤している人にとって、なかなか大変なルールなのです。
＊複数台の車を所有している人は、曜日によって使い分けることは可能ですが…
それでは交通渋滞緩和にならないですね。(-з-)
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