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ピンチ、アメリカの中学校から子供が呼出し (1)

先日、いきなり息子の中学校の教頭先生から電話が入りました。驚いたことに、生徒指導の一環で教頭先生の部屋に呼び出されているようです。

こんなことは初めてです、どうしたらいいのでしょう ?

一瞬、喧嘩でもしちゃったのかなと思いました。アメリカ人ではないことから、ちょっかいを受けることが度々あとことがあると、以前聞いていたからです。

しかし、どうも違います。日本でいう「技術」の授業で、息子が提出した木工の課題で、どうも第二次世界大戦中に使用された問題となるSymbol があったというのです。

WWIIというので私は推測から、教頭先生に「旭日旗 ( Imperial Japan’s flag ) でも入っていたのですか」と訊きましたが、なかなか教頭先生には伝わりません。今度は息子と日本語で話すのですが、息子の説明もいま一つ要領を得ません。

教頭先生とは英語で、息子とは日本語で話すのですが、通信状態が悪く、まさしく「 your voices are breaking up, pretty bad 」という状態です。ただでさえ、ややこしそうな話なのに、肝心なところで音が途切れてよく分かりません。

幸い中学校は車で近かったこともあり、直接会って話をすることにしました。学校へ向かうと同時に、早速ママに電話をして事情を話すと、思い当たることがあるといいます。

さて、皆さん、何だったと思いますか?


前日の授業中の課題を終えた息子は授業中の余った時間と放課後を利用して、日本の地図にあるお寺のシンボルを作ったというのです。でもそれがナチスのシンボルに間違えられる可能性も高いから見せないほうがいいねという話を、前日の晩にうちではしていたというのですが。でも、これであればだいぶ可能性としては高そうですね。

中学校に着くと息子は巡回中の police と話をしていたようで、半べそをかいて出てきました。こちらでは公教育でも重篤な事件が発生しうるお国がら、ガードマン以外にも police が構内にいることは日常茶飯事です。

Policeによる調査の後、教頭先生の部屋で話したのですが、案の定、問題となったのはそのお寺のシンボルでした。カバンから取り出すのを忘れていた息子は、馬鹿正直にも先生に見せてしまったそうです。逆に「何も作らなかった」と嘘をつくほうが問題だと思ったようです。


すみません、続きは次回ということで。日本人にはちょっとした笑い話があるのですが、ピンチは何とか切り抜けました。



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