数字と精神論

おはようございます。

僕がブログをこうやって書いたり、メルマガを書いたり、メディアに登場したりすると、それを呼んだり見たりしている方から物足りないとの声をいただくことも多々あります。

それは申し訳なかったなと思うのと同時に、僕には僕なりの理由があったりします。

多くの場合、ビジネスや経済を語る人は「数字」を語ります。

数字を出しながら話される事柄は信憑性と説得力があります。

でも、アフリカの経済やビジネスなんて、ほとんどがインフォーマルセクター（非公式経済）。

70～80％がインフォーマルセクターだと言われている世界で、導き出されている数字にどれだけの信憑性があるのでしょうか。

政府が公式発表している数字自体が間違っていることも予想しないといけません。

有名統計会社の出した数字が偏っている可能性についても考えないといけません。

今、大使館からは「難しい案件は金城に投げてしまえ」なんて言われちゃっていたりするそうですが、僕らがそういった数字に踊らされることなくきちんとマーケットを見ているからこその信頼感なのでしょう。

僕は逆にアフリカで数字をベースに語られると信憑性が落ちる気がします。

こんなことを書くとコンサルティング会社や金融会社からはたたかれるかもしれませんが、アフリカで10年以上ビジネスをしてきたからこそそう感じるのです。

数字はあくまでも参考程度にして、自分の感覚を信じてビジネスを展開していく方が成功率が高まると思います。

アフリカはブルーオーシャンだという言葉があちこちで語られだしていますが、ブルーオーシャンだからこそ数字は当てにならず、経営者や企業の努力次第でマーケットが開かれていくのでしょう。

数字でマーケットを語られるようになったら、そこにはもう新規参入企業としての魅力は少ないのでしょうね。

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