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一年ぶりの大江戸博物館

フェイスブックにもすでに写真をアップしておりますが、先週の金曜日に日本史クラスの課外遠足として、江東区深川の「深川下町資料館」と墨田区は両国の「江戸東京博物館」に行ってきました。


 (歌麿画「汗をふく女」:Wikipedia'手拭'より)


江戸東京博物館はちょうど一年前にも生徒を連れて訪れた場所で、江戸ならびに近代までの資料が豊富に示される、見どころの多い博物館です。深川資料館はずっと小規模ですが、会場を入った途端、目の前には「江戸・深川の街」が生き生きと広がり、日の出から夜明けまでの一日が光や音とともに再現される工夫に一気にはまって楽しめる体験型の個性的なミュージアムです。


今回テーマの共通するふたつの博物館を訪ねて改めて思ったのは、江戸時代は文化、産業がいかに成熟した社会であったかということとともに、完成された「リサイクル社会」としても機能して、人々はいかに無理なく、無駄なく暮らしていたかということです。


普通の人は生涯2枚の着物を持てればせいぜいであったそうです。その着物を最後はすりきれ、「灰」にするまであますところなく活用していたこと、また、人々は朝6時の鐘とともに一日を始めると、夕方6時の鐘で仕事を終え、その後は暗闇のなかか、あるいは行燈やろうそくのわずかな灯りの下で過ごし、不都合を感じていなかったことは今回実感を以て得た知識でした。特に後者については、文明開化とともにガス灯が町に普及し、人々が「灯り」を自在にコントロールできるようになって以来、現在に至るまで我々の暮らしは大きく変わったことを改めて思いました。そしてそれは今我々が直面する、原発を是とするか、非とするかという問題につながっていることにも気づかされました。


とはいえ、過去をいかに懐かしもうと、私たちは時間をさかのぼって生きることは出来ません。時を重ね、変化や進歩を積み上げてゆきます。江戸時代の200年の太平は破られるべくして破られ、今があります。


先ごろ2020年の東京オリンピックが決定しました。かつては「江戸」と呼ばれた現在の東京は、38年前の東京オリンピックと同じように、建物もシステムもどんどん刷新され、また変わっていくのでしょうか。活気を期待する気持ちはもちろんありますが、今はない江戸時代の習わしと同様に、私たちが確実に置き去りにしていく大事なものが必ずあるような気がしてなりません。そんな物思いに浸った今週末でした。



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