残された時間

私は不器用なのかもしれない。
頑固なのかもしれない。

人に頼るとか、ラクをするとか、
そうゆうことがうまくできない。

いつの間にか無理してて、
プッツンした時に高熱を出して一週間寝込んだりする。

アーイーが毎日来ていても、検診で預ける時以外は、
娘のお世話や遊び相手は全て私がする。

どんなに疲れていて横になりたくても、
娘が起きている間は徹底的に付き合う。

今日は検診帰りに暑い中買い物袋ぶらさげて一時間早歩きし、
歩いてる最中は余裕だったのに、
家に着いた途端に全身の力が抜けた。

パワーがみなぎってたと思ったら、
急に病人みたいにフラフラになる、それが臨月。

頭から血の気がひき、立ってられない。
こりゃー、横にならないとまずい・・・・

そんな中、お昼寝しかけた娘が起きてしまい、
ママ帰ってきた嬉しさに飛びついてくる。
こんな反応されたら横になんてなってられない。

アーイーが娘を見ててくれるから寝室で休んで、
と言ってくれたけど、断った。

娘が起きている間は、私は休めない。
たとえパパがいる時でも、娘が寝ない限り私の休みはない。

もしアーイーに預けて自分が寝たりなんてしたら、
敏感な娘は、自分が邪魔にされていると思うだろう。
大泣きして寝室にきて、眠りを妨害しに来るだろう。
そんな状況で安眠できるわけがない。

その後、フラフラしながら娘と一緒にDVDを見ながら歌い踊り、
たまに床に倒れこむと「ママー」と叩き起こされ、
また踊るという・・・

この二年半の育児生活の中でもベスト５に入るくらいの、
すごいハードな時間だった。

それでも娘は寝る気配がなく、
このままでは夜まで私がもたない・・・

万が一、今産気づいたとしたら、
全く出産のための余力が残っていない・・・
まずい！非常に！

顔面蒼白な私を心配したアーイーが、
娘を外に連れていくから休んでと言ってくれるものの、
ここまできたら最後まで私が面倒みるしかない。

うーむ・・・

そうだ、家で眠れないなら、マッサージ屋に行こう！

我がぐーたら娘は二歳児ながらマッサージ屋が大好き。
一時間くらいなら、テレビを見ながらお菓子を食べ、
マッサージチェアで寛いで静かにしている。

とゆーことで、アーイーには早く帰ってもらい、
我々は二人で近所のマッサージ屋へ。

いつも通り足裏のオイルマッサージをしてもらい、
横でくつろぐ娘を時々かまいながら、しばし休憩。

結局眠れなかったものの、
うまいマッサージ師にあたり20％くらい回復。
これで娘が寝るまで何とかもちこたえそうだ！！

帰宅し、娘がソファーで寝かけたところを無理やり起こして風呂にいれ、
夕飯を与え、あとは寝るだけの状態までもっていくことに成功。

食器洗いを済ませたら遊んであげよう、
と台所でがちゃがちゃやっていたら、
もうソファーで寝落ちしてしまっていた。

あれだけ早く寝ろ～早く寝ろ～と思ってたのに、
いざ寝てしまうと何だか寂しい。

こうして二人で過ごせるのも、あと何日か。
どんなに疲れてても、一緒に過ごす時間を大切にしたい。

せっかくアーイーが子守できるんだから、
預けてほいほい一人で出かけたりすればいいものを、
それができないんだよなぁ。

検診帰りに30分カフェに寄るだけで、
ああ、もう娘のところに帰らないと、と思う。
損な性格。

でもそんな自分が嫌いではない。

とりあえず倒れないようにだけして、育児できる間は全力で育児したいと思う。
ビジネスも全力、育児も全力、家事はごめん、テキトー。

とりあえず今日は九時に寝ようと思います。

このバナーの娘、一年前になるんだよなぁ…
感慨深い。
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