カリムジとの出会い

おはようございます。

仕事上の付き合いで、ある人物を紹介されました。

彼の名前は

Yusuf Karimjee(ユスフ・カリムジ)

おそらく、タンザニア人ならこの「カリムジ」一族のことを知らない人はいないのではないでしょうか。

また、トヨタの代理店やヤマハの代理店を展開していることで、日本企業とも関わりの深い一族です。

カリムジ一族のバックグラウンドの説明はGoogleに任せるとして、このブログでは彼らと会った時の印象を中心に書きたいと思います。

実は、Yusuf Karimjeeと会う前日に、ある政府の方とビジネスミーティングを行いました。

その彼はいかに自分が偉大か、いかに自分がパワーを持っているかを僕らに見せつけてきます。

その上で、ビジネスを一緒に行おうと提案してくるのです。

ビジネスといっても、その資金は全て僕頼りなんですけどね・・・

まぁ、何というか、典型的な権力の中枢にいる人物だなと思いました。

その翌日に会ったのがカリムジ。

ビジネスにおいては、カリムジ一族の方が前日にお会いした政府の方よりもずっと上です。

しかし、カリムジは物腰柔らかく、自分や自分の一族を誇示するような態度は一切見せません。

むしろ、一緒に連れて行ったウチの現地スタッフ（スラム出身）の意見にずっと耳を傾けています。

カリムジ一族は100年以上もタンザニアでビジネスを行い、今回お会いしたYusuf Karimjeeは8代目にあたります。

8代目に来るまでに、カリムジ一族は財産を国に没収されたりと苦難の時期も経験してきています。

世代を超えて甘い時代も苦い時代も経験してきた一族には僕たちを心服させる何かがあり、カリムジ一族と知り合えたことを人に自慢したくなる何かがあります。

アフリカでビジネスを行って10年以上が経ち、それぞれの国でその国の経済を握っているような方々とお会いする機会も出てきました。

そこで感じるのが本当に上に立っている人たちの物腰の柔らかさ、人あたりの良さです。

一瞬成功するだけなら、貪欲に、ガツガツビジネスを進めていくことも大切なのかもしれませんが、長く成功していくにはどのような立場の人からも行為を持たれることが大切なんじゃないかと強く思います。

今後、何かしらの形で彼らとつながっていければ嬉しいですね。

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