先進国帰りの２世３世

おはようございます。

1960年代、アフリカでは多くの国が独立しました。

この時に独立運動をし、国の英雄となった人たちがいます。

そして現在、当時の英雄たちの子供や孫がその国の経済を動かしているパターンが少なくありません。

詳しく書くとちょっと長くなるので、端折って書きますが、当時の建国の英雄たちは自分の子供や孫をヨーロッパの学校に行かせることがよくあったそうです。

先進国の進んだ教育を受けさせたいという親心なのでしょう。

そして、実際にMBAや経営学を学んだ人がアフリカに戻ってきて親から事業を受け継いでビジネスを始めました。

そうすると、先進国で勉強してきた人達は思考から習慣まで先進国化されてしまい、現地のマネジメントに難が出てきたのです。

それはスタッフのマネジメントから、市場を見てビジネス展開を考える際の手順まで、いろいろと現地で生まれ育った人と乖離しているのです。

日本では、ブラックダイヤモンドと呼ばれている世代にはそういった人たちが少なくありません。

アフリカ人でありながら、先進国から進出してきた企業と同じ問題に直面しているのです。

日本企業はアフリカの企業と提携を結ぶ際、彼らの企業規模をとても気にしますが、そのポイントに加えて経営者が現地をよく知っているかどうかも見るべきだと思っています。

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