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(69) フランスのホームパーティ

日曜日は多くのヨーロッパの国と同樣、フランスのお店は営業していない。


ブザンソンでは、カフェさえも殆ど閉まっている。


そんな日曜日にフランス人たちは、家族でのんびり過ごしたり、ホームパーティをする。


私達家族は、親しい人々ができてくるとホームパーティに招待されるようになった。

同じアパルトマン内の家族、ジュリエットの家や、隣のお医者さん夫婦など。


隣の奥さんは小児科のお医者さんだったから、みみが中耳炎になった時も自宅ですぐに診てくれた。

自宅で注射を打ってくれたこともあったのだけど、フランスはまずワクチンを用意してから(薬局で購入)お医者さんにお願いするということになっているらしく、


「ワクチンを出してください。」と言われた私は


「???」


しばらくして、2人で顔を見合わせて、笑った。

なんか、分からないけど、日本とフランス、システムが違うらしい!って。


彼らは、とても気軽に誘ってくれる家族だった。

みみのクラスメイトのの家族も。

送り迎え時に


「実は、私はあなたの国に行ったことがあるのですよ。」


と話しかけてきてくれたルーのパパ。

みみは、この家にもよく泊りに行ったし、私達はホームパーティもした。

私の習い事を通じて知り合った人々も・・・。

私達は、花かワインを持参して訪れる(このためか、花屋さんだけは日曜日も営業している)。

フランス式おもてなしというのは、だいたい流れが決まっている。

まずは、食前酒とピーナッツ類だけでおしゃべり。

これを合わせてアペリティフ(くだけた言い方でアペロ)と言う。

結構長いあいだおしゃべりは続く。


それから前菜とワインが出てきて・・そしてメインが出てきて、もうお腹いっぱい!!というところに数種類のチーズが出てくる。

ブザンソンのホームパーティに必ず出てくるチーズチーズは、もちろん“コンテ”。

ここフランシュコンテ地方のチーズだ。

コンテは日本でも人気があるが、日本でよく見かけるのは、熟成6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月くらいが主。

(銀座プランタンで24ヶ月をみたことがあるが!)

しかし、私達が食べていたのは30ヶ月以上ものだ。(最高で42ヶ月を食べた!)

これは、パリでもなかなか手に入らない。

熟成が進むと味は濃厚になって、深みが増す。

濃厚なものに慣れると12ヶ月、18ヶ月では物足りなくなってくる。

この地方の名産ヴァン ジョーヌ(黄色ワイン)もガンガン飲んで、そしてデザートだ。

ヴァンジョーヌは620mlのクラブランという変わった形のボトルに入っていて、50年は持つと言われる。


デザートももちろん手作り。

手は抜かない。

こういったホームパーティが終るのは夕食の場合、だいたい夜中の12時を過ぎる。

招待されたら、今度は我が家にもお招きする。

私はSoiree japonaise(日本の夜)を演出した。

食前酒に梅酒は好評だった。

熱燗も珍しがられた。

そして、日本が誇る“寿司”を!

私は全くフランスでいくつ寿司を握っただろう。

ねたは限られるが、工夫して軍艦巻きも。


「日本人は小さい頃からお母さんに寿司の作り方を習うの?」


の問いには苦笑い。


「実は、フランスに来て初めて作ったわ!」

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ブログ紹介

ロンドンとフランスの小さな街で子連れ駐在生活

http://ameblo.jp/londonbesancon/

駐在家族の多いロンドンからフランスのブザンソンに引越し。街で唯一の日本人(日日)家族になってしまった!閉鎖的な街に馴染んでいくまでの努力?日記。

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