世界で最も寝ていない40代の日本人女性

『快適睡眠のすすめ (岩波新書)』によると、
40代の日本人女性は、世界で最も平均睡眠時間が短いそうだ。

40といえば会社でもある程度の責任を負う立場になり、

夫は残業、残業で夜おそく、

他の家族とは別途、夜食を用意。

全ての家事を終える頃には0時をまわり、

翌朝は子どものお弁当を作るために一人早朝に起きる。

こんなに大変なのに誰も手伝わない。

全ての家族の生活を面倒見る主婦の睡眠時間が削られるのは、
想像に難くないことである。

さて、ここで重要になってくるのは「心もち」。

こんな激務を単なる労働として毎日こなしていたら、
そりゃ心が疲労してくるだろう。

でも一見「単純作業」に見える家事も、
一つ一つ丁寧にみていくと、実に奥深く興味深い。

洗濯するにしても、
汚れの成分によって使用する洗剤が異なるし、
衣服の素材によって干し方に工夫がいる。

いかに衣服の汚れをきれいに落とし、長持ちさせるかは、
主婦の手腕にかかっているのだ。

「服が汚れるから」といって子どもに泥んこ遊びをさせないのは、
「私は主婦業を放棄しています」といっているようなもの。

夫が飲み会でスーツをグッチャグチャにしようが、
子どもが部活で泥まみれになろうが、

翌日には黙ってきれいにする。

感謝こそされないが、
毎日きれいな衣服を身につける家族の心は、
きっと毎日晴れやかであり、健やかだろう。

なんてクリエイティブな仕事なんだろう？

と、思うのは私だけなんだろうか。

掃除、洗濯、料理、家計のやりくり・・・

時々イヤになってしまうのは仕方ない。
大変だもの。

でも、仕事でもなんでもそう、
地味な作業に意味を見いだせる人間こそ、
前に進めるし、他人に勇気を与えられるのだと思う。

神は細部に宿る（God is in the details）・・・

この西欧の格言を、胸において…

今日も元気に家事育児！

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