学びの多様化と今後の日本

先日、知人に誘われ大前研一さんの講演を聴く機会があり、学びの多様化について考えさせられました。
そして、同時期に書店で目にした雑誌にも大前氏のインタビュー記事があり、同じような内容が記してありました。

大前氏の持論は、勉強せずにふらふらと大学生活を送るくらいなら、高校卒業後、まず社会に出て働き、その後大学へ進学した方が学びの効果・効率は良いというもの。
なるほど、そういう見方もあると思いました。
社会に出てみないと、自分が本当に興味あること、やりたいこと、将来の夢というのは定まらない上、現実的ではないのかもしれません。
同氏は、なんなら高校も後回しで良いともおっしゃっていますが、子供がどうしても中卒で働きたいと言わない限りは、親は高校までは行って欲しいと思うものでしょうね。
基礎知識、視野の広さ、思考の成熟度を考えると、やはり思春期を超えるか超えないかの境にある中学生年齢と高校生年齢では差があるでしょう。

以上を考えると、当校に多い生徒のように、アルバイトをしながら、働きながら高校を卒業できる環境は欲張り、かつ、恵まれていると言えるでしょう。

高校も大学も、通いの学校、通信制の学校、夜間学校、国内、海外、と随分と学びの場も多様化してきましたね。
今後の日本を担う、変えることができる人材は、どのような学びをしていくのでしょうか。
どんな学びの形にせよ、まずは個々人の学習意欲がなければ無効です。
学生の学習意欲を引き出し、支えることができる大人になりたいと改めて感じさせられた大前氏の講演でした。

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