「魚蔵」で和ランチ

ずっと前に思南公館にできたての店舗にランチをしようと思って行ったら、まだランチはやっておらず、あえなく断念したことがあってそれ以来気になりつつ、訪れることのなかったこの「魚蔵」。古北方面に行く用事があったので、本店のほうへ行ってみることにした。上海で生の魚を食べるのはちょっとリスクを感じて、信頼できそうなお店でしか味わうことはない。ここはランチは大トロ丼など海鮮丼の種類が豊富で、迷ったけれど、一応妊婦、栄養バランスを考えて、１００元の会席弁当的なメニューをセレクト。色合いもキレイで、味も薄めの上品な、まさしく日本らしい繊細さ。こういう目でも楽しめて、少しずついろいろ試せるメニューは女子的にうれしい。それに鯖棒鮨とみそ汁とアイスクリームがついて、満足ランチ。ところで、このあたりのエリアは、日本人が多いので、和食店も多く、このお店に限らず、お店に入れば第１声は「いらっしゃいませ」、メニューも日本語が主。周りも日本人だらけだったりして、たまに行くと、ここはどこ？という違和感。落ち着く、というよりは、なんだか緊張してしまったりする（味には安心するけれど）。一方で、私が住んでいるエリアの付近は欧米人がたくさん居住していて、近所のレストランやカフェはたいてい英語が通じる。欧米人がオーナーのお店も多いし。そして、他にも韓国人エリアがあったり、もちろん上海でも大部分は中国人ローカルエリアだったりで。どこに住むかで、上海という街の印象も全然違うんだろうなあ、と改めて思う。こちらで一度引っ越しして、前に住んでいたエリアと比べてだいぶ暮らしが変化したし。そして、夫婦２人で暮らすのに適したエリアと、子ども中心に考えたときに住みやすいエリアも違うので、先々についてはいろいろと悩むところ（この街にいつまでいるか次第でもあるけれど）。ただ、どうせならいろんな街の顔を知ることができたらいいな、とは思う。居心地よく暮らせる、というのが前提で。魚蔵婁山関路35号新虹橋倶楽部3階上海人気ブログへ投票