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短期留学で英語力は伸びる?留学に必要な英語力とおすすめの事前準備

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中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版

短期留学は英語力アップに効果があります。

ただし、短期留学だけで飛躍的に英語力を伸ばすことは難しいので、事前に準備しておくことが重要です。

 

私は社会人になってから2週間の短期留学をしました。

劇的に英語力が伸びたわけではありませんが、行ってよかったと思っています。

記事の後半で詳しく書きますが、短期留学には英語力アップ以外のメリットや効果もあるからです。

 

この記事では、

どのくらいの英語力があれば短期留学できるのか? 短期留学でも英語力は伸びるのか?

という疑問を解決します。

 

留学前に勉強しておくべきことも紹介するので、短期留学を考えている人は最後までチェックして参考にしてください。

 

短期留学前に必要な英語力

「英語力が低いから留学は無理」と諦めていませんか?

ですが、大半の語学学校はレベル別にクラスが分かれているので、高度な英語力がなくても留学はできますよ。

ただし、事前に「最低限の日常会話」と「正しい発音」を身につけておくことで、短期留学の効果を大きく高められます。

英語力ゼロでも留学できる 最低限の日常会話 正しい発音

 

英語力ゼロでも留学できる

前提として、短期留学は英語力ゼロでも可能です。

実際に現地の語学学校で、英語での自己紹介すら怪しいレベルの留学生に会ったこともあります。

 

ですが、英語が全くできない状態で留学すると、時間とお金がムダになってしまうかもしれません。

 

なぜなら初級の英語学習は、日本でやっても現地でやっても差がないから。

むしろ日本で日本人講師に教えてもらったほうが、効率よく学べることもあります。

せっかく留学するなら、事前にある程度の英語力を身につけておくのがベターです。

 

最低限の日常会話

まず、最低限の日常会話ができるようにしておきましょう。

短期とはいえ日本語が通じない場所で暮らすのですから、全く英語を話せない状態だと生活に困ってしまいます。

 

具体的には、以下のことが英語でできればOKです。

自己紹介 宿や学校までの道を尋ねる 飲食店での注文 「わからない」ということを伝える

現地での生活を想像して、必要になりそうなフレーズを事前に暗記しておきましょう。

 

正しい発音

正しい英語の発音も、留学前に必要です。

なぜなら、いくら知識があっても、発音が間違っていると相手に聞き取ってもらえないから。

日本人相手に英語を話す場合、カタカナ読みでも意図を汲み取ってもらえますが、現地では全く通じません。

 

さらに、日本語なまりに慣れていると、ネイティブの発言を聞き取ることもできません。

 

ただし英語にも地域差があるため、何が「正しい」かは留学先によって変わります。

私はクイーンズイングリッシュ(イギリス英語)に慣れていたため、ロンドンの英語は聞き取れましたが、ニューヨークではとても苦労しました。

希望の留学先に合わせて、その地域の発音を確認しておくことをおすすめします。

 

短期留学でも英語力は伸びるか?

短期留学でも英語力を伸ばすことはできます。

ただ、はっきり言って人によります。

 

では、短期留学で英語力を伸ばせる人と、伸ばせない人の違いは何なのでしょうか?

その人の生まれ持った才能は関係ありません。

結論を言うと、「事前にどれだけ準備するか」と「現地でどれだけ積極的になるか」にかかっています。

 

大きな変化は期待しない ある程度の知識が前提 積極的に話せば伸びる

 

大きな変化は期待しない

一点注意しておくと、短期留学に期待しすぎないでください。

いくら頑張っても、数週間や1ヶ月で伸ばせる英語力には限度があります。

英語の上達には時間がかかりますから、カタコトだった人がペラペラになったり、TOEIC500点の人が800点になったり......というような急激な変化は現れません。

 

ですが努力次第で、日本で学習している時よりも上達スピードを上げることも可能です。

そのための条件について詳しく説明します。

 

ある程度の知識が前提

ひとつめのポイントは「事前にどれだけ準備するか」。

英語力ゼロでいきなり現地に行ったら、アルファベットや挨拶を覚えた程度で帰国日になってしまいます。

すると「留学したのに全然英語を話せるようにならなかった」という残念な結果に。

 

一方、短期留学前に日常会話や基礎文法を押さえておけば、現地ではプラスアルファの学習ができます。

事前に覚えたことを実際に使ってみたり、ネイティブの生きた表現を学んだりなど、留学したからこそできることをしましょう。

そうすれば、留学後に成長を実感できるはずです。

 

積極的に話せば伸びる

もうひとつのポイントは「現地でどれだけ積極的になるか」。

英語は使えば使うほどうまくなるので、留学中は自分から英語でどんどん話しかけましょう。

英会話の実践を通して「こう表現すれば伝わる」「この発音では通じない」といったことがわかってきます。

 

長期留学であれば時間はたっぷりありますが、短期留学はのんびりしているとあっという間に終わってしまいます。

私は最初の3日間、恥ずかしくて授業で発言できませんでした。

思いきって発言するようになってから英会話の伸びを感じられたので、「最初から話せばよかった」という後悔があります。

 

周りの留学生を見ても、ネイティブにしつこいくらい話しかける人のほうが早く上達していました。

間違えても、つっかえても、めげずに話し続けてください。

 

短期留学のメリットと効果

冒頭で書いたとおり、私は短期留学して正解だったと思っています。

2週間という短期だったので、英語力はそれほど変わりませんでしたが、それ以外に次のメリットや効果がありました。

モチベーションが上がる 異文化を体験できる 友達が増える

ひとつずつ詳しく説明します。

 

モチベーションが上がる

短期留学によって英語学習のモチベーションが上がります。

まず留学前は「せっかく留学するから、できるだけの準備をしておこう!」という気持ちになります。

具体的に出発日を決めてからは、「出発までに語彙をあと100語増やそう」といった目標もでき、学習に力が入るようになりました。

 

さらに、留学先で英語でのコミュニケーションを体験することによって、

やっぱり英語って楽しい もっと英語ができるようになりたい

という思いが強まります。

 

日本で机に向かって勉強しているだけだと、どうしても飽きてしまうので、モチベーションが下がり気味の時こそ短期留学を考えてみてはいかがでしょうか。

 

異文化を体験できる

どんなに語学の知識があっても、相手が生まれ育った国の文化を知らなければ、スムーズなコミュニケーションは取れません。

本当の意味で異文化を理解するためには、現地の生活を体験することが必要です。

 

私は高校生の頃から海外ドラマや洋画が好きだったので、欧米の文化はよく知っているつもりでした。

しかし実際に現地に行ってみたら、「スーパーの野菜が量り売り」「定時前に店じまいが始まる」など、驚くような習慣もありました。

当時「自分の常識が相手の常識とは限らない」と身をもって学んだことが、その後の異文化コミュニケーションで役立っています。

 

友達が増える

積極的に動けば、現地の人や他国からの留学生と友達になることもできます。

英語で会話をすれば英会話が上達しますし、海外に友人がいるというのは心強いものです。

私は語学学校で知り合ったスペイン人の家に招かれ、スペインでお正月を過ごすという貴重な体験もできました。

 

また、現地で知り合った日本人と仲良くなれることもあります。

よく「日本人同士で固まるのはNG」と言われますが、そうとも限りません。

帰国後に英語学習仲間がいると、楽しく学習が続けられるからです。

留学先では国籍や年齢にとらわれず、多くの人と交流してみましょう。

 

日本で事前に準備して留学に臨むおすすめの勉強法

続いて、日本にいるうちにやっておくべき勉強法を紹介します。

会話フレーズの暗記 毎日英語を聞く 文法書を1冊読んでおく

 

会話フレーズの暗記

最も優先するべきことは、会話フレーズの暗記です。

日常会話で使いそうなフレーズを丸暗記しておけばOK。

書籍のフレーズ集を用意してもいいですが、おすすめは「これだけ! 言えれば、日常会話はなんとかなる英語222フレーズ」のようなYouTube動画です。

見本の音声に続いて、自分でも発音してみてください。

 

余裕があれば、簡単な自己紹介文(名前、職業、留学の理由など)も用意して暗記しておくと、友達づくりに役立ちますよ。

 

毎日英語を聞く

自分の言いたいことを言えるようになっても、相手の言っていることが理解できないと、会話が成立しません。

留学先で道を尋ねたものの、相手の案内が聞き取れなかった......という経験が私にもあります。

 

そこで、留学前にリスニング力を磨いておくことが重要です。

おすすめの教材は英語学習アプリ「レシピー」。

毎日最新ニュースが更新されるので飽きませんし、スピード調節機能がついていて初心者も安心です。

移動中などのスキマ時間を活用して、毎日最低30分英語の音声を聞き、留学までに耳を慣らしておきましょう。

 

文法書を1冊読んでおく

正直なところ、英文法がわからなくても、数週間〜1ヶ月程度なら授業についていくことはできます。

しかし、文法を知らないと理解度が下がり、上達が遅くなります。

反対に文法を知っていれば、現地で習った表現を応用して、自分で英語を組み立てることも可能です。

 

文法用語は難しいため、日本語の参考書で勉強したほうが効率が良いです。

中学1〜2年生で並うレベルで十分で、高校レベルの複雑な文法は必要ありません。

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』など、読みやすい参考書を1冊用意して、留学前に読んでおきましょう。

 

よくある質問

最後に、留学と英語力についてよくある質問をまとめました。

 

留学で英語力が向上するデータはありますか?

全般的な英語力の向上に関しては、研究によって意見が分かれています。

成蹊大学と獨協大学の共同論文では、23日間のホームステイ留学後、学生のリスニング力とスピーキング力が伸びたという結果が報告されました。

⇨ご参考:海外語学短期留学の効果 ―学生の言語的・情意的側面に見られる変化―

 

短期留学中に辛い思いをするのはどんな時ですか?

私が辛いと感じたのは、アジア人として差別された時と、食事が合わずに体調を崩した時です。

特に体調を崩した場合は、英語ができないと非常に心細くなるでしょう。

ですが語学学校や宿泊先のスタッフなど、助けてくれる人は必ずいるので、勇気を出して助けを求めれば大丈夫です。

 

留学をしても英語力が伸びないのは、どんな人ですか?

留学したという事実だけで満足してしまい、何の努力もしなければ、英語力は伸びません。

事前にできるかぎりの準備をし、現地で積極的に発言することが大切です。

 

まとめ

私は長期留学・短期留学どちらも経験していますが、短期だからといって効果が薄かったとは思いません。

短期だからこそ集中し、濃密な期間を過ごせました。

短期留学をうまく活用すれば、効率的に英語力を伸ばすことができます。

日本でできることは日本でやっておき、現地ではどんどん英語を使いましょう。

 

また、短期留学には英語力アップ以外にもメリットがあります。

長期留学に比べ、費用的にも時間的にも負担が少ないので、迷っているならぜひチャレンジしてみてください。

この記事で解説したように「事前にどれだけ準備するか」と「現地でどれだけ積極的になるか」を意識すれば、かけがえのない経験にすることができますよ。

 

 

 

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