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再びのNY(2)準備編

 
 
 
出発が決まると すぐにアメリカの友人たちに連絡をとった。
あまり 友人宅に泊まることは考えていなかったのだが 
是非 うちに泊まってほしいと
仲良くしていた人たちから オファーがあり 
無下に断るのも 失礼にあたるかと思ったのと 
子供同士は その方が楽しいと思い 
厳選して 3軒のお宅に お邪魔することにした。
 
 
 
その他にも「うちでよかったら 来て」と言ってくれた人もいたが
いくら アメリカの豪邸でも 他人の家では それなりに気を遣うし 
ライフスタイルが違うアメリカ人と 一緒に生活するのは いかに大変か
これまでの経験からも よく理解している。
何より 英語で四六時中と言うのは 私も子供たちも 疲れそうだ。
 
 
 
特に 下の息子は あれだけ英語がペラペラだったのに 
ほとんど 話せなくなっている。
それに いくら個人的に仲良くしていても 
いざ 一緒の空間で生活してみると 疲れてしまいそうな感じの人は 
なんとなくわかるものである。
 
 
 
 
そこで それぞれの家に 3~5日程度宿泊させてもらい
その他は 郊外のキッチン付長期滞在用ホテルに 泊まることにした。
 
 
 
ホテルは 以前住んでいた街から近く 土地勘があるので 
レンタカーを借り、そこを拠点に 思い出の場所をたどったり 
子供たちを 友達と再会させることにした。
郊外なので 部屋が広い割に 
マンハッタンほど宿泊料金が高くないのも ありがたい。
( 今回 我々が泊まったホテルは 
 キッチン付ダブルベット2台のスイートルームで 一泊$169)
 
 
 
※  宿泊場所については 後日 くわしく書きます
 
 
 
 
次に 重要なのは 連絡手段。
現地で使える携帯電話は 出発の前日 宅配便で 
自宅まで 送ってもらった。
国内の携帯電話を 海外で使うのではなく 
アメリカの携帯電話を 日本で借りるサービスです。
「アメリカ 携帯電話 レンタル」で検索すると 各社 出てくる。
アメリカでしか使えないが 向こうで携帯電話は 何かと必需品なので 
持っていくことにする。
60分通話のパッケージつきで 1万5千円ぐらいのレンタル料だった。
 
 
 
 
パソコンは 持ち運びが大変だったが 
日本の夫と スカイプで連絡が取りあえたし 
アメリカ人の友人たちとのプレイデイトの連絡も 
メールの方がスムーズだったので 持って行って良かった。 
 
 
 
アメリカは どこでも WiFiがあるので 非常に便利。 
友人の家にいるときは 家じゅうに無線ネットワークが張り巡らされているので パスワードを教えてもらい 乗っからせてもらう。 
それに 最近のパソコンは アメリカ人の物を借りても 日
本語のサイトが読めるのでびっくりした。 
(ヤフーやCNNは 日本語版が問題なく閲覧できた)
 
 
 
 
また 今回の旅行を機に 長年使っていたスーツケースを買い替えた。
夫も私も10年以上 同じスーツケースを愛用してきた。
私のは キャスター付きの ソフトケース。 
しかし ジッパーの部分が破れ 
キャスターはおまけのようなもので あまり性能がよくない。
 
 
 
 
夫のは サムソナイトのハードケースだが 
一体 地球を何周してきたことか。
あらゆる国の空港職員に 投げられ 蹴られ 
一目で かなり酷使されてきたことがよくわかる代物だ。 
まだまだ 使える優秀な奴と思っていたが 今回 よく見ると 
キャスターのひとつ陥没していた。 とうとう 寿命だ。
 
 
 
さんざん 海外出張を共にし 
休みと言えば 海外に飛び出して来た私たちの「同志」が 
NY駐在生活を終えると同時に「リタイア」とは 
ひとつの時代の終わりを 感じさせるではないか。(大げさ?)
 
 
 
そもそも 日本人にとって その昔 スーツケースは買う物ではなく 
借りるもので、大変 高価だった。 
まずもって 飛行機に乗ること自体が 命がけ?の一大イベントだ。 
空港には 親戚一同が見送りに来て 「バンザイ!」と 
掛け声をかけているグループを よく見かけたし 
父が アメリカに出張する時には(70~80年代) 
親戚の叔父が 「敵国だから 気をつけろ」と 耳元でささやいたという。
 
 
 
 
当時の日本人にとって 旅行カバンやスーツケースなんて 高嶺の花。
だからみんな 海外に行く時は JALの鶴マーク付きの 
青いショルダーバッグを記念にもらい 大事に使っていたのである。
私が勤めていた会社にいたっては 初めての海外出張前には 「準備金」として スーツケース購入費用など10万円が 支給される制度すらあった。(さすがに現在は廃止されたが)
 
 
 
 
ところが 改めて 最近のスーツケース市場を見てみると 
1万円を切るものもあり かなりお手頃価格になっていて 
ハードケースが主流。特にキャスター周りは 高性能になっていますね。
我々は 今回のために 100リットル容量の 
大型ハードケースを2個買いましたが(各2万円弱) 
これが まるで ローラースケートのように スイスイ 進む。 
おかげで 空港内の移動は とても楽でした。
( アメリカ行は 荷物を開けられることも多いので 
    TSAロックつきがお勧めです。)
 
 
 
また 国内旅行や 機内持ち込みにも対応できる 小型のソフトキャリーも購入しました。
他に アメリカで購入する子供用の洋服や 洗濯物入れとして 
レ・スポーツサックの大きいものを 持っていきました。
アメリカ人に どうして日本人は あんなにレスポが好きなのかと言われますが あの軽さ あの丈夫さ、そして あのおしゃれな色合いは なかなかほかには まねできないでしょう。(しかも アメリカでは安い)
 
 
 
 
しかし 100リットル容量のスーツケースに パンパンにものを詰めては まず エコノミークラスの重量制限をクリアすることはできません。 
最近は 1キロのオーバーでも詰替えを要求されますし 洋服だけでも簡単に 20キロを超えてしまうので そんなにたくさんのものを収納できると思わない方がいいでしょう。
 
 
 
本や雑誌など 少しでも重いものは 小型のキャリーに入れると安心です。 これなら そうそう重量オーバーにはなりませんし 車輪もついているので 持ち運びも便利です。
 
 
 
レスポのバッグは 持ち込みも 預かり荷物にも対応できるので 優秀。
小さく折りたたんで スーツケースにいれておき いざと言う時に 超過分の荷物を移し替えたりできるのも 便利です。 
 
 
 
我が家も最後は 荷物が入りきらず レスポを広げて 急きょ 預ける荷物の個数を増やすことで対応しました。
 
 
 
ただし 問題が・・・・。
 
 
 
 
今回 娘は お気に入りの水色のスーツケースを選び なんとなく それを彼女用ということにして 旅行の準備をさせてました。 ちゃんと洋服や勉強道具を詰め 自分で身支度をしていてエライと思っていましたが 問題は その後。
 
 
 
 
「これは アタシのだから 入れないで!!」
 
 
 
どんなに余裕があっても 弟や母の荷物を いれさせてくれまへん・・・。
 
 
 
「あたしのっ! あたしが キレイに詰めたんだから いじらないでっ!」
 
 
 
おまけに かさ張るおもちゃとか アメリカ時代の思い出の品とか 
今更そんなの持っていくのか?っていうような 
ガラクタがいっぱい はいっているし・・・。
 
 
 
 
ね、そんなの入れるんだったら お友達へのお土産いれてくれない?
 
 
もう5年生というのに 2歳児とはちがう「嫌 嫌」がはじまっていて 
なかなか説得が大変でした。 自立が始まるというのは 成長のしるしで 喜ばしいことなのですが けっこう ややこしいことも多いものですね。
 
 
 
 
 
しかし そんなウキウキした気分の一方で 旅の準備が進むと同時に 
私たち3人の胸には 言いようのない不安が 広がってきていました。
 
 
 
 
 
つづく
 
↓ ↓ ↓
 

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