2020年　ガレット・デ・ロアで幸運を呼び込もう！

2020年を迎え、早くも一週間強が過ぎてしまいました。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年は年末に娘の複数のかなり深刻な怪我や、アパートの水漏れ工事、エレベータに40分閉じ込めらたりなど、災難続きのとんでもない年の瀬を迎えました。まだ解決していないことも多いのですが、年末年始はアフリカのビーチをおとずれ気分一新してきたので、今年はよい一年にしたいと思っています！

さて、暗くて曇りがちな陰鬱なベルギーの冬。クリスマスマーケットも年明けに終了してしまい、もっかの楽しみは毎年２回しか実施されないセール（１月と７月）といったところか。。。
日本のようにお正月気分もあまり感じることなく、学校も職場も早々にスタートします。

しかしそんな中でも、１月６日はとっても大切な日。キリスト教の三賢人（キリストが産まれた時に、香辛料などのギフトを持ってくる聖人たち）を祝う日で、フランスやベルギーではガレット・デ・ロア（王様のケーキ）を食べる習慣があります。
まあるいパイ生地の中には、カスタードクリームとアーモンドクリームをまぜたものが入っていて、外のパリっとした食感と中の甘くて少し香ばしいクリームの組み合わせがとっても美味。そして、フェーブと呼ばれる小さな人形が入っており、その部分を食べた人は１年間幸福に過ごせるというならわしが。。。ケーキを買うと、紙でできた王冠がついていて、フェーブをあてた人はそれをかぶります！

ガレット・デ・ロア、英語にするとキングケーキ。よく考えたら、キングケーキ昔食べたことありました！そう、アメリカのニューオリンズ地区では特に有名で、アメリカ各地でもキングケーキの習慣があるところもあるので、アメリカ駐在時に食べてました。同じように、中に人形や指輪などの小さなものが入っています。
ケーキの味は少し違っていたような。ケーキというより、ドライフルーツ入りのパンという印象でした！しかも、その上に紫や緑、金色（ニューオリンズのキングケーキはカーニバルの時期なので、この３色がカーニバルと色だそう）のド派手なアイシングがのっていたので、美味しいというよりかなりインパクト大だったことを覚えています。

調べてみると、キングケーキはフランス発祥のよう。ニューオリンズは、フランスからの入植者も多い地域ですから、その影響ということで納得ですね。

ヨーロッパ各国でも、キングケーキを食べる国があるそう。
年末に、スペインから遊びに来てくれた友人がスペインのキングケーキ（ロスコ・デ・レイエス　ロスコの発音が難し過ぎて無理。スペイン語特有の巻き舌必須なのです）を持ってきてくれました。
フランスやベルギーのようなパイ生地ではなく、パン生地に近い感じでふんわりしててとっても美味しかった。
友人たちと運試しにカットしたケーキをそれぞれ選んだどころ、人形を見事に当てたのは私！やっぱり2020はNo More災難です。



スペインからのキングケーキで満足したので、ベルギーのガレット・デ・ロアは食べる予定はなかったのですが、ピエールマルコリーニの、一風変わったガレット・デ・ロアが売られていたので、昨年末怪我に泣いた娘に何とかフェーブを当てさせようと１月６日当日に購入。


普通のパイ生地ではなく、ミルフィーユスタイル。見た目もおしゃれで、味もまずまずでしたが、食べにくかった。。。パリパリのミルフィーユってそういうものですよね。。。家族だけで食べたのでよかったのですが。。。

娘に当たってほしかったフェーブは残念ながら主人のもとへ。しかも、お人形ではなく、赤いの形でした。オシャレ！

何とか私のあてたスペインのフェーブで、今年一年、少なくとも家族の健康は守れたらと思います！
皆様も、どうぞ健康で穏やかな２０２０年を。。。


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