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こんにちは、hisakrapです。(^^)/
1/6スケールHONDA CB750Fの3Dスキャンの続きです。
前回まではこちら。
前回、リヤダンパーをモデリングして、スイングアームの組み込みまで完了しました。
ようやくバイクらしくなってきましたので、全体の色合いを調整し、モデルの細かいところを修正しました。
下の図がその状態です。
ちょっと、リアリティが増した気がします。(自画自賛)
そして今回は、リヤタイヤのスキャンにトライしてみたいと思います。
問題はタイヤの溝をいかにキレイに再現するか。
キレイにデータ化するなら、やはり3Dモデリングが一番ですが、風合いを出すならスキャンの方が最適です。
タイヤをスキャンタイヤをスキャンしていきます。
まず、パウダースプレーを吹き付けます。
パウダースプレーが無いときは、片栗粉やベビーパウダーでも代用できます。
次に、タイヤの片面をスキャンします。
割とよくスキャンできていると思います。
こちらが上から見たスキャンのイメージ。
こちらが下から見たスキャンのイメージ。
次に、タイヤの向きを変えてスキャンします。
〇〇とハサミは使いよう、とは良く言ったものです。
タイヤの片面と片面だけではデータの合成(マージ)がやりにくいので、このように中間のデータもスキャンします。
スキャンしたデータをマージしていきます。
タイヤの溝がズレないように、慎重にマージします。
上の2つをマージすると、下の様なデータになります。
更にマージを繰り返して、タイヤの形のデータができました。
メッシュ化すると、下の図のようになります。
赤枠の部分は、穴があいていますので、穴埋めをして完成です。
メッシュからソリッド化さて、ここからが問題です。
スキャンしたタイヤのデータは、頂点が75,600ポイントもありました。
このままソリッド化できれば一番良いのですが、ソリッド化したデータの容量が重くなってしまいます。
(CADでの操作が重くて大変になってしまいます。)
そこで今回は、別の方法をトライします。
まずは、Meshmixerで頂点のポイントを削減します。
9,500ポイントまで削減すると、下の図のようになります。
タイヤの溝がかなり潰れてしまいました。
次に、Fusion360でソリッド化します。
ソリッドデータを加工するここで、ソリッド化したデータを細工してみます。
タイヤの溝を掘って、再現できないかトライしてみます。
タイヤのイメージを読み込んで、なるべく忠実に溝を再現します。
結果は、下の図のようになりました。
どれが溝か分からない状態です。
やはり、スキャンデータを削減しない状態の方が良さそうです。
頂点75,600ポイントのソリッド化したものと見比べると、違いが良く分かります。
まとめ結論は、キレイな形状でデータ化したい場合は、3DCADでモデリングするのがベストだと思います。
スキャンしたデータの一部をCADで補う場合は、また別の方法が良さそうです。
CADで補う場合の内容は、また次回に書きたいと思います。