• 海外赴任時の車の売却はJCM

お気に入り一覧 お気に入り登録 お気に入り解除

ウォルソーの思い出

ご無沙汰でーす!

最近こればっかりですね、、幸か不幸か本当に忙しくって、、、まあ幸せだってことでしょう。

今日は、ロンドン時代の写真を眺めていてとても思い出深いものを見つけたのでシェア。

これ4年前にも書いたんだけど、誰もみていないだろうから再度触れてみたいと思います。

ちょうどロンドンに赴任しましてまも間もないころ、ポーランドのウォルソー(日本語読みでワルシャワ)に出張に行きました。当時は、全欧州、中東、北アフリカ、ロシアまで担当地域だったので、主だった地域のパートナーに挨拶回りをしました。一応は、欧州オフィスの代表になりましたので。

そして最初の頃に行ったのがポーランド、ウォルソー。

印象深かったのが、まちのあっちこっちが工事中でやたらビルが建っていたり、道路の工事が多く、要は経済成長の中で社会インフラがどんどんできているという感じでした。ホテルのレートも結構高かったんですよ。

うちの会社ではドイツオフィスが東欧は担当していたのですが、聞くところではこの10年でポーランドは様変わりしたとのことでした。いわゆる旧東欧州の中ではもっとも経済的に成長したお手本のような国だと。

パートナー企業のオフィスでミーティングをし、そしてディナー。

先方の代表と様々なことを話す中で、いかにこの国が変わったかということを伺いました。

彼は私より少し年下なのでおそらく50歳と少しくらいでしょうか。

彼が育ったのは、もちろん旧東の体制下。だってベルリンの壁が壊れたのが1991年ですからね。

今でも欧州大陸に住んでいる中年以上の人は、概ね東西欧州の時のことを覚えています。

現在と比べたら何もかも激変もいいとこで、例えば食べ物一つとってもものすごい変化だったらしいです。

その日はウォルソーでもポッシュなレストランにお連れいただいて、前菜のタルタルステーキなんかはワゴンで恭しく調理されたり、メインのウサギなどはもう絶品でした。

ところが彼が育った頃、そう壁が壊れるまでは、食べ物は配給だったそうです。写真は各家族に配布された配給のチケット。この写真を彼が見せてくれました。

そして配給なんていうのは名ばかりで、下の写真のごとく、もう何時間も並ばないと食べ物にたどり着かないような悲惨な状況だったそうです。

こういう経験の中で、ある日壁が壊れた。。。。

政権が崩壊し、そして国の管理体制が突如としてなくなり、、、、そして25年という月日を経て、このポッシュなレストランで美味しいワインを飲みながら、欧州でも最高レベルのディナーが楽しんでいる。。。

振り返ればもう信じられないような変化だということでした。

日本を考えると、戦前、戦後の動乱、悲惨な日本を知る人々はもう80歳以上になっていてみなリタイヤしていますが、欧州ではバリバリ働いている世代の人たちがそういう大きな環境の変化を経験しています。これは大きな違いです。

そのディナーの時、テーブルの上のお料理、そして素晴らしいレストランの雰囲気と、写真で見せてもらった配給チケットのギャップがあまりにも大きくて信じられない思いでした。

海を越えると想像を超えることがあります。

何事も当たり前ではない。。。。。

あーもう一度行ってみたいなー

おわり。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_526.jpg

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_528.jpg

続きを読む

ブログ紹介

ロンドン生活事情

http://happylondonlife.blog.fc2.com/

ロンドンでの生活、英語との格闘等、リアルに描きます。

このブログの最新記事

これで漏れ無し!海外赴任前の準備方法

チャートとチェックリストを使って、
海外赴任前の準備項目を確認しながら情報を収集して準備に備えましょう!

海外赴任準備チェックリストを確認する

書籍版のご案内

海外赴任ガイド 到着から帰国まで

書籍版「海外赴任ガイド」は各種ノウハウや一目で分かりやすい「海外赴任準備チャート」などをコンパクトな一冊にまとめております。海外赴任への不安解消に繋がる道しるべとしてご活用ください。

書籍版の詳細

プログライターの方

海外赴任ブログを登録する

あなたのブログを登録してみましょう!

プログライターの方

海外赴任ガイドのSNS

Twitter アカウントをみる

たいせつにしますプライバシー 10520045