「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」は本当だった‼

毎週金曜日はアメリカ史の担当をしています。いつもはこちらがレクチャーをします。正直準備は大変ですが、それは教師の性なので頑張ってしまう所はあります。しかし、今回は私がレクチャーをするのではなく、生徒に自分の学んだことをプレゼンしてもらうことにしました。

今までもプレゼンの機会を与えましたが、正直プレゼンとしての出来は良くなかったです。スクリプトを作って読むだけでした。今回、「このままではだめだろう」と思ったので、前回の授業でプレゼンの基本的なやり方の説明をしました。特にビジュアルを多用すること、なぜビジュアルを使わなければならないのか、というところを中心に行いました。

で、今回プレゼンの準備とプレゼンの時間になったのですが、うれしいことが2つありました。一つは授業時間以外に連絡を取り合ってプレゼンの準備を進めていたことです。チームのメンバーが協力し合って資料集めをしていたようです。もう一つはプレゼンが前よりも格段に良くなっていたことでした。パワーポイントのスライドを使って、その中にビジュアルやビデオを使って説明していました。

今回のことは「よく頑張ったし、出来も素晴らしかった」と褒めました。すると喜んで、ガッツポーズをする生徒もいました。今までプレゼンというと、嫌な顔をしていましたが、今回の事で逆に得意になった生徒もいると思います。連合艦隊司令長官だった山本五十六が言った、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という有名な言葉がありますが、まさにその通りだなと思いました。苦手なことをどのように克服させるかというところも先生の腕の見せ所です。

(担当：川崎純)