「勉強する」ということには、何かしらの「理由」があるものだと思っています。例えば、資格の勉強をするのは、その資格を必要とする職業に就きたいためですし、英語の学習をするのは、例えば留学したいからだったり、仕事上必要だったり、と何等かの理由があります。私自身そう思っていましたし、こういう考えの人は多いと思います。
そんな考えを打ち砕いたのが、現在英語のクラスを受講しているある生徒です。今まで、英語に取り組み機会がなかったため、正直そこまで英語知識が高いわけではありません。また、将来大学に進学する意図も海外に行く意図もないため、英語を学ばなければならない環境でもありません。まだ高校生ですが、アルバイトで月額20万円ぐらい稼ぐまで頑張っており、個人的にはバイタリティの高い生徒だと思います。
そんな生徒が「何故か」英語のクラスに入ってきました。最初、とりあえずテーマを決めて自由英作をやらせてみました。やはりあまりできていませんでした。一部を除いて他の生徒もそうだったので、中1レベルからの復習に切り替えました。文法もI am ~ から、単語もappleからなど、まずはそこから始めました。
すると生徒は水を得た魚のように学習を始めました。特に上記の生徒のやる気はすごく上がったように思います。彼らが欲していたのは、彼らに適切なレベルの事を、彼らの問題が解決するまで教えてくれる先生だったのだと気をつかされました。
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