「ホームスクーラーが集まったらどうなるか」

当校（東京インターハイスクール）の基本姿勢は自学自習で、本人がやりたい学習の計画を立て、それを実行しているシステムです。実際に学習したテキストやレポートなど学習した証拠（成果物と当校ではよんでいます。）を提出していただき、成績をつけて単位認定をさせていただきます。こちらから勉強させるためのカリキュラムはなく、みんなが違った学習をしています。

平たく言えば、当校の生徒はみんなホームスクーラーということになります。スクーリングの義務はないので、全く来ない生徒もいますが、あらゆる理由で学校に来る生徒もいます。

新しく入った方の友達作りの場も兼ねた生徒交流会の場を3か月に1回開いています。学年という定義がないので、年齢、性別、国籍、趣味等すべてがバラバラな生徒が集まります。当校の場合、新しい生徒には話しかける生徒が何人かいるので、そのあたりから交友関係が広がっているようです。

やはり自分と近い性質を持った生徒同士が友達になる傾向があります。しかし、グループはできますが、グループ間のスクールカーストのようなものはありません。知る限りですが、陰で悪口を言っている様子もなく仲良しです。面白いのは会話が苦手な生徒も仲間外れになっていないところです。みんなで話しかけてフォローし合っています。また、部活が自発的にできました。おとなしい生徒も部活内でみんなに受け入れられています。