義母は大きくなったカンカンを見てそれはそれは喜んでくれたし、私が何も言わない間にどんどんお世話＝おむつ替え、着替え、暑さ寒さの調節、お遊び各種、寝かしつけをこなしまくり、それはそれで有難いと同時にカンカンを奪われたような気持ちにもなったんだけど（新米母としてやむを得ない感情だと自分では思っている）、やっぱりカンカンが可愛がってもらえるのは嬉しいし、義母も自分の息子＝私の夫が海外で立派に働いている姿を見てとても嬉しかっただろうし、来てもらって良かったと思う。
そりゃあ、ちょっと私と夫が言い合いになったら急いで義母が飛んできてなだめてくれたりした時とか、それに対して「●●（私）がこんなこと言ったからぐだぐだぐだぐだ」と夫がママに言いつけてる（と私には見えた）時とかはブチッときちゃいましたけど。
でも、自分が男の子の母親になって義母の気持ちが少しわかるような気もするのです。可愛くて仕方ない息子が大きくなって立派になって…そう、カンカンがどこの馬の骨とも知れぬ女をヨメに連れてきてその女が私を「シュウトメうざい」とかカンカンに「マザコンにならないでよ！」とか無礼なことをぬかしたりしたらもうイジメ決定みたいな。だいたい他人の女なんかより命かけて育て上げてきた私の方が１０００００００００００倍カンカンのことを分かってるのに何だその言い分はこのクソアｍ（以下自粛）
……とまぁ妄想は果てしなく、つまりある程度の息子ラブな義母という姿は許してあげられるかなと。それにしてもこんなに息子に愛情注いで育てても、将来他人の女優先にされてシュウトメになった私はカンカンにもそのヨメにも嫌われないようにそっと身を引かねばならないなんてつくづく損な生き物だわ母親って。
平日は夫は仕事なので義母とカンカンと三人で過ごし（会話のネタも尽きて結構きつかった）義母の方がカンカンを寝かしつけるのがうますぎて凹んだりしつつあっという間に一週間が過ぎました。すぐ次のお客さんが来て私の精神はまだ休まりませんが(笑)夫側のゲストはいくらでも予定がありそうだけどね。私の方はね。うん。楽しいけどそれ以上に疲れるしお金も使うから困る。
でもやっぱり、遠路はるばる会いに来てくれる親を持った夫がちょっと羨ましい。心から息子を誇りに思っている義母とそれにこたえられる夫が羨ましい。ダメだバカだと言われてぶたれて怒鳴られて育った私とは根本的に人間性が違う気がする。その違いが分かるからせめて、カンカンは良い方向に育ててあげたいと思うばかりです。
シドニーの日が暮れました。
来月からサマータイムだそうです。何それ。めんどくさ(笑)カンカンのお風呂タイムも一時間ずらすべきか。
