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若いビジネスパーソンへ 出世の恩恵と落とし穴

さて、今の若い人たちは比較的昇進や昇給に対する意識が高くない、欲求が高くないと聞きます。

事実、先進国を中心としたビジネスパーソンへのアンケートでも、日本の若者の昇給、昇格への意欲が他の先進国と比較して著しく低いという統計を先日目にしました。

がしかし、実際問題給料が上がることは生活をする以上はとてもシリアスな問題だし、例えば入社同期の仲間の部下になるのはちょっと喜ばしいことではないのではと思います。逆説的ですが。

でもこれって普通にあることなんですよね。同期や後輩の部下になっちゃう、あるいは先輩の上司になっちゃう。

個人的にはどうせだったら後者の方がまだマシじゃないかなと思います。

で、若い頃に本当に努力をして、影日向なく頑張れば、日頃の努力が実を結んで課長、部長、そして役員へといつの時か昇進する時が来るかもしれません。あるいはその途上のかたもおられるかもしれませんね。

そういう「階段を駆け上っている人たち」との共有事項です。

まずはマイナス面。え、マイナス面があるの?って思われるかもしれませんが、、、

人も羨むような立場、いわゆる会社の中心となっているような部門の責任者になったりしますと、そりゃ給料も上がるし、ありがたいことなんだけど、メリットと同時にデメリットが付いて回るようです。

つまり、出世のダークな面です。

なかなかこの点にフォーカスした本や話は少ないのですが、過去に周りを見ていてほぼ間違いないと思います。

名刺が立派になる、そして給与は上がる、、、そういう中で、そう貴職のポジション(権限)にあやかろうとそりゃもう蝶も寄ってくれば、蛾も寄ってきます。

そのポジションが高くなればなるほどそうなる可能性が高い模様。

で、先輩方の話を総合してみると、蝶の数より蛾の数の方が多いというのがどうも世の中の常のようです。

そういう中で、常にぶれずに偉ぶらず、公平、公正を心がけ、組織の上下に関係なく、フランクにコミュニケーションを取るというのは簡単なことではないでしょう。

自分ではそうしているつもりでも、ついついどこかで傲慢さが出てくる、それが凡人。

初めてグリーン車に乗った時、あるいは初めてビジネスクラスやファーストクラスに乗った時、そりゃもうプロモーションすることに付いてくる「メリット」を実感することでしょう。

しかし、それが当たり前になってくるときに、その「ダーク」な面が顕在化、、、

例えば、新幹線のグリーン。

普通は隣は空いているように、2席に一人というように配置されますが、時折混雑するような日には隣に人が座ることがあります。

そうしますと、一人の時はくつろいで本を読んだり、仕事をしたりできたのに、、とイラっとする。。。

考えてみてください。普通席に座っていたときは、隣に人がいるなんて当たり前だったのに。。。

これは一つの例ですが、ある意味象徴的な出来事です。

いつの間にか、「自分は一定のクラスに属する人間であり、それ相当の扱いを受けるのは当然である。」という認識が、だんだんと無意識のうちに巣食ってくる。。。。あーダークサイドの始まり始まり。。。

もちろん、それには程度の差がありますが、このあたりで人間の品性というものが問われることに。。。

がしかし、そもそも凡人であればなかなかその「ダーク」な部分が巣喰うことを完全に阻止するのは難しいもんだと思われます。私なんかは無理でしょうね。

で、それを加速させるのが、周りに集まる蛾であるかもしれません。

そのダークな影響は知らず知らずのうちに、いろんなところに影響を与えるようになり、家庭に影響を及ぼすこともままあるとのこと。

というのは、ビジネスの世界で大成功して、家庭が不幸になった例というのは案外少なくないということを聞きます。

私が知る数少ない本の中では、確か神田さんというかたの書かれた「成功して不幸になる人達」といのがあります。

そこにそのことが詳細に記されています。

これは結構面白い本だと私は思います。

もし、運よく出世の道を歩みだされたとしたら、一読の価値があると思えます。

(私には関係なさそうですが。。。)

で、マイナスな話ばかりではないようです。

一定のポジションにつく中で、出会う中には「蝶」もいるわけでして、中には本当にリーダーとして尊敬すべき方との出会いがあるかもです。

これは貴重なことです。そういう出会いは大きな刺激となるし、リーダーとはいかなるものかということを知る貴重な機会。

凡人から見てもそういう方はわかるようです。

砂利の中にキラッと光る宝石があるように、それは明らかに他とは違う。

よって見間違えることは少ないと・・・

ただ、発見する確率は意外と高くないという説もあります。

これもまたビジネスの世界の不思議です。

が、自分なりにアンテナをきちんと立てて、そういう出会いをキャッチし、お付き合いを続けることができれば、大げさではなく、人生に大きな影響を与えることも十分にあり得る。。。

例えば、転職の時など。

ほとんどの人達は、去る人のことは一瞬にして忘れますよね。これビジネス界の常識。

しかし、そういう貴重な人脈の中から、次のステップへのオポチュニティーをいただくこともあるようです。

これも過去、周りの方々を拝見していて発見した事実であります。

そしてそろそろ締めないといけませんが、私としてはビジネスパーソンとして責任のある仕事をするというのは仕事のレベルを高めていく上でとても大切なので、より高いポジションで力を発揮するということは大切な機会であると思います。

一方、もし運よくそういう立場に立った時、世の中ではその光の部分にしか焦点を当てていませんが、案外、ダークサイドというものが存在し、気をつけないと人間としての品性や良識といもの、ひいては大切な人達との人間関係に影響を与えることさえ起こり得る。そういうことを知っておくことは大切かもしれません。

がしかし、ポジティブな面として最も貴重なことは、尊敬できる偉大なリーダーとの出会いがあるかもしれないということ。それはリーダーシップとしての羅針盤となり、ひいてはそういう人間関係が人生に大きなきっかけを与えてくれることさえあるということ。

私は本当に微々たる小さな小さなビジネスパーソンで、出世とはあんまり縁がありませんが、そんな中でも運よく素晴らしい方々との出会いをいただいています。

で、春というのはビジネスの世界でも異動があったり、組織変更があったり、色々とあるので、そういう人間関係とかいうことについて改めて感じたり考えたりするきっかけになるわけで、こういうポストをしてみました。

おわり。

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