あの蚕(カイコ）の蛹(サナギ)の味は、・・ああだった・・こうだった。
いやはや生まれて初めて虫？サナギ？を喰った。カエルやヘビは肉の部分
が少ないし、喰えるけどあまり好きじゃない。イナゴの佃煮は大好きだ。
ただし日本製だけ。・・・タイの田舎で喰ったというか、喰わせられた
「バッタのイナゴ」は、デカくて不味かったし、足のギザギザが口に
引っかかり、好きじゃない。
今回は、何事も経験だし(いや普通の人は経験したくないかも)その味は
淡白で白い汁が出た。プシュッとサナギの皮が破れ、中身は豆腐のような
食感、味はなく、何とも言えない感触。・・・今日は結構マニアック画像
なので、怖い人は(いないと思うけど？？）見ないでください。
しっかし虫好きなサイトがあって、その方達の経験を代弁すると、この蚕
のサナギを自分ちで煮ると、スゴイ臭いが充満、キツイそうだ。まるで
「床にこぼした期限切れの牛乳を、雑巾でふき、湿った暗い選択干し場に
しばらく吊るした時のようだ」・・らしい(誰もそんなのやってないけど）。
・・でも・・クリスピーに揚げると結構おいしく喰えると言う情報もある。
ホイアン２日目の出来事。やはりローカルマレーシア人達と夜の街へゆく。
そこで入ったレストランにて、泣く子も黙る「ゲテモノ」があったのです。
ここです。入り口は、いかにもベトナム風な雰囲気の湯気屋敷。活気づいて
います。日本人が珍しいのか、ポーズをとる？・・いやいや観光地ゆえ、
日本人が珍しいはずはない。・・シャッターの瞬間、固まっているだけだ。
気にしないで、気楽にやってよ。
マレーシアのフードコートより、高級で、バラエティで、 清潔で・・・
この店の名前と場所をメモしたはずだが、・・・どこだろう。
天井が高く、広い空間が嬉しい、開放感。・・さて・・ゲテモノはどこ？
何故か、重～い木製の電子式のメニューブック。マレーシアでもこんなの
あまり無いのに・・驚き。 日本の居酒屋などでは、当たり前ですよね。
多分、・・ブッフェオーダーの人だけがご自由に取れるシステムかな。
スタッフは客用に盛っていたがどちらでもOKかも。ここに例のモノが
潜んでいる。
これは、カエルの炒め煮・・多分、レモングラスと唐辛子と、どこかの
名の知れないヘビが、チョロチョロ散歩した野の草でも入っているかも。
貝じゃなく？タニシのような？虫の抜け殻のような？・・・未確認。
煮込みからは正体判断が不明。多分マレーシアの「バクテー」みたいなやつ？
「カエル＝フロッグ」の煮込み・・ドアップです。本来は、鶏のような
白身で、淡白な味です。マレーシアでは、ぶつ切りするので、小さい骨が
口に残る・・これが嫌なんです。どうせなら、1匹のまま、ド～んと出て
きた方が、食べやすいかも。でもやっぱり顔だけはカットして欲しいなぁ。
直訳すると、「ブタの脳みそ蒸し」ですよね。
こういう、まともな、美味しそうなメニューもありました。
さて、今日のテーマの「蚕」です。この幼虫が繭を作り、蛹(サナギ)に
なって・・そのサナギを・・下の写真料理に変身させていくんです。
(虫を喰うのが好きな人って世の中にいるんです、これまで喰うらしい）
（ワタクシは虫のような顔をしてますが、決して虫の好きな人種ではありません)
これです、これです！！！
その名を「シルク・ウォ－ム・サラダ」と言います。名前は最高にかっこ
いいですけど・・・・決して「サラダ」というイメージじゃないですよね。
基本的に中国料理の蚕のサナギは黒く、クマゼミかクマ蜂の胴体のような
形をしているけど、白いこれとは種類が違うらしい？
ナプキンじゃありません。同行マレーシア人に、揚げ煎餅と一緒に喰うと
いいよ・・・と、おせっかいなアドバイスを受ける。喰ったら、テーブルに
・・サナギが・・ボロボロ・・落ちるではないか・・・・
タレが少し甘く、本体に味はなく、蛹は、食べると豆腐のような舌ざわり。
慣れないと異様です。・・(初めてですから、慣れてませんってば）。
ピーナッツが入っているので、口の中でつぶれる時の、あの白い
「ぷにゅっ」って感覚が・・気持ちが、少しはまぎれそう。
面白インド系が喰え喰えと我々をはやし立てます。切腹もする日本人です
から精神は強いはずです。負けてられません。・・最初はウチの奥さんが
喰います。こういう時は強いんです・・・・続けてこの弱い自分です。
マレーシア人は口だけ、言うだけ。手を付けません、口を付けられません。
日本人、偉いぞ！
食べている横には・・懐かしい感じの数枚の絵が壁の一部になっていた。
壁の画は汚れてますが、確実に、心が和むお店であります。変なのを喰い
ましたが楽しいひと時でした。このベトナム美しい女性が、運転しながら、
「サナギごときに何やってんだか・・」と、言ってるような。
この女性、・・綺麗な顔して・・サナギを、好きそうです？？
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