敵戦計：笑裡蔵刀の応用

おはようございます。

津梁貿易の金城です。

私は来週にアフリカ行きが決まりました。
おそらく、今回アフリカに行くと年末までアフリカではないでしょうか。

他のスタッフよりは日本に帰ってきているので贅沢は言えませんね。

さて、本日は「笑裏蔵刀」の応用編です。

笑裏蔵刀についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。

敵戦計：笑裡蔵刀

また、中国古典：兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。

中国古典：兵法三十六計

それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つご紹介します。

この計略はビジネスにおいても基本的な部分と通じるところがあると思います。

①過去と現在を分ける

ビジネスでもスポーツでも賭け事でも同じだと思いますが、
人は、過去の延長上でしか判断が出来ません。

それはどのような事かといいますと、

過去に友好関係にあった者は、今後も友好関係にあると信じ、
過去に敵対関係にあった者は、今後も敵対関係にあると信じてしまいます。

人情にほだされたり、疑心にかられて、判断を仕損じやすいのが人の性なのです。

従って、過去を判断基準とせず、瞬間瞬間の現在を判断基準とするべきなのでしょう。

すなわち、相手に関するデータの洗い直しを、
友好関係と敵対関係の場合について行ない、両者の比較考量をするべきなのです。

えてして、相手と過去に友好関係にある場合は、後者によって生じる不利益を、
相手と過去に敵対関係にある場合は、前者によって生じる利益を忘れてしまっています。

この作業は経営方針の決定やビジネスパートナーとの関係性などにも広く応用できることなので、
私自身、定期的に相手に関するデータの洗い直しを行っています。

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