アメリカでは メモリアルデーを過ぎると
店頭にＢＢＱグッズが 一斉に並びます。
色とりどりの プラスチックのお皿は アメリカの夏の風物詩。
帰国前 写真とは違うスーパーで買い物をしていたら
ストライプや 花柄の とてもかわいいＢＢＱ用の食器があったので
日本では こういう食器は手に入らないだろうと思い
荷物を減らさないといけないのに ついつい 買ってしまいました。
セールで とても安くなっていたのです。（言い訳？）
だいたい 帰国前に 感傷的になって買ってしまうアメリカングッズは
日本では まったく役に立たないことが多いのですが、
このＢＢＱ食器は とても 役立ちました。
国際引越しで 食器を運ぼうとすると 割れ物だし 重いので 大変です。
しかも 壊れると 弁償しないといけないので 引越し屋さんは
安物の陶器でも これでもか！というぐらい 紙でグルグル巻きにします。
日本について 箱をあけると 大量の紙ばかりが出てきて
食器は たった数枚だったこともありました。
それが このＢＢＱ皿だと 軽いし 割れません。
梱包材は ほとんど必要なし。
何枚かこの手の皿とボウル、コップなどを買って 航空便に入れておくと
日本に戻ってすぐ 食事に使えるので 便利です。
そして こちらも定番。
これは 下に蛇口がついている ジュースなどを入れるサーバーです。
コップ４個とセットで ５．９９ドル（約４８０円）は 高い、安い？？
こうやって 写真で見ると 小さく見えますが
サイズは 梅酒を作るビンよりも 二回りぐらい大きいかもしれません。
持ち上げて 各自のコップに注ぐのが 不可能なぐらい大きいので
蛇口がついているとも 言えます。
市販のジュースを 入れることもありますが
この中にいろいろ混ぜて カクテルを作ったり
レモネードやアイスティーを入れることが 多いようです。
しゃれた飲み物を作ったり 入れ替えるのが面倒くさいという場合は、
巨大なバケツも 売っています。
バケツといっても 「 こっ、これは ベビーバスか！？ 」というぐらい大型の楕円形のものです。 いや、日本のベビーバスより 確実に大きいでしょう。
そこに 大量の氷をぶち込んで 缶ジュースやビールを そのまま入れておくのです。 日本の屋台でやっているのと 同じスタイルですね。
ＮＹでは 家の裏側に たいてい デッキテラスがあり
そこには バーベキューグリルと 大きなテーブルがおいてあって
夏場は 家族で外で食べたり 友達を呼んで ＢＢＱパーティーをします。
そんな時 軽くて割れない プラスチック（もしくはメラニン）の食器が 大活躍というわけです。
また メラニン皿は 陶器ではできないような 派手な柄やデザインがあって
見ているだけで ワクワクしてくるんですよね。
これが 日本のアウトドアグッズだと
どうしても 白やステンレスの サバイバルグッズ風か給食風。
もしくは キャラクターがついて 子供の ままごとセットのようなものばかり。
サイズも小さくて これでは まるで 遭難している気分。
一方の アメリカのメラニン食器は よく見るとちゃちいものの
一見 陶器と見まがうような ハイセンスなデザインもあります。
それでいて 値段は 数百円程度と とってもお手頃。
もっちろん 食洗機ＯＫ！ （ ただし 電子レンジがダメなのが残念 ）
普段 家で使っていても 遜色ないところが いいのです。
あれから１年たちましたが
我が家の メラニン食器は 相変わらず重宝されています。
直径２７センチと 大きめサイズなので これが
下ごしらえした材料の 一時置きとか
包んだ餃子を並べたりですとか
大皿料理を 作った時ですとか、
子供の友達が遊びに来た時に 袋物のスナックを出すのに 大変便利なのです。
本来の テラスでの夏らしい食事とは おおよそ無縁の使い方ではありますが
このお皿を見るたびに アメリカの カラッとした夏を思い出しつつ、
湿度７０％気温４０度で その上 節電しろと言われ 汗をぬぐいながら、
コンロのつまみをひねり 夕飯の下ごしらえに いそしむのでありました。
あぁ 暑っ！！！
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